ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

三相交流用のナイフスイッチを使って2つのサブバッテリーをソーラー充電、さらに 2 (2017/5/27)

2017年05月27日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化


 これがAmazonで調達した23Aの3相ナイフスイッチ。A回路とB回路を切り替え、どちらでもない中間でも止まるので使いやすい。ただし品質は×。グリーンのカバーの所が脆いプラスチック製で届いた時には片側が割れてバラバラになっていた。クレームを入れて代品を送ってもらった方を使っている。壊れた方は返送不要と言ってきたので、とりあえず手元にある。

☆彡 どんなことが実現できるか

 ソーラーの充電対象をSUB1とSUB2に切り替えるだけでなく、両者の間をサブバッテリーチャージャーのSBC-001B(NEW ERA)とSJ101(CLESEED)で接続して、必要に応じてSUB1方向からSUB2方向に電流を流すようにした。



 これは基本ブロック図だが、3相のナイフスイッチうち2相を短絡して接点抵抗を下げた。もう一相の接点を利用して同時に2つの給電源が競合しないようにするための切り替えリレーを入れた。

☆彡 三つの基本モード

A. ナイフスイッチをSUB2側に入れてソーラーがSUB2を充電するモード。この際に、他の電源がSUB2につながるとソーラーのコントローラーが誤動作する。これを防止するためSUB1側からの給電をカットする。(具体的にはSBC-001BとSJ101のトリガーをカットする。) 

B. ナイフスイッチをSUB1側に入れてソーラーがSUB1を充電するモード。この際には、両者の間に入れたSBC-001B及びSJ101を通してSUB2にも充電する。このときエンジンをかけてもオルタネータの電圧がSUB1にかからないように、走行充電リレーのIGN信号をカットする。

C. ナイフスイッチはSUB1にもSUB2にも充電しない中立位置で止めることができる。ソーラーが発電しない雨の日や、夜間の走行時にオルタネータから充電するときに使うモードだ。この位置では走行充電リレーをONにして、さらにSBC-001B及びSJ101を通してSUB2にも充電する。

☆彡 その他の付帯回路

 これらとは別にSBC-001B及びSJ101のトリガー停止スイッチをつけた。Bモード、Cモードのときにも任意にSUB1(オルタネータとメインバッテリーを含む)からSUB2への電流が流れないようにすることができる。これはSUB1だけを単独で充電したいときに用いる。

 TVやPC用の電源のためのD/Dコンバータも入っているので煩雑になっているが、もう少し詳細に書いた(手書きの)ブロック図は以下の通り。



☆彡 実際の配線

 手書きのブロック図も美しくないが、実際の配線をしてみたらさらにごちゃごちゃになった。この先また配線を変更するかもしれないので、あまり整理は行っていない。今回の配線に合わせて、九州のたびで接触不良を起こしたアルミ導体のターミナルバーを銅板に取り換えた。



 これを電装BOXの中に入れ込んで、バッテリーその他の配線をつなぎこんだ。



☆彡 試験結果は良好だ

 ソーラーの切り替え回路が完成したところで、SUB1とSUB2をある程度放電させてから陽当たりのいい公園に出かけて、機能試験を行った。期待した通りに機能する。ナイフスイッチの接触抵抗は、11.7A流れた時にナイフスイッチで93.6mV、ソーラーの回路に入れたブレーカーを含めると124.2mVの電圧降下だった。したがってナイフスイッチの接触抵抗は8.0mΩ、リレーよりかなり低い数値だ。そしてブレーカの接点抵抗は2.6mΩということになる。ざっと10A流れていると、0.1Vほどバッテリー電圧を高く認識するということだ。このくらいならいいかな。充電終盤に電流が減れば差異も小さくなる。





 機会を作ってバッテリーの放電試験をしておきたい。SUB2からインバータに電流を供給しているが、ナイフスイッチを中立位置にした際には、SUB2の電圧が低下したらSUB1から連続して給電ができるようにしたので、うまくいくか確かめておきたい。
 北海道行きのフェリーは20時間だが出発までの6時間、小樽に到着後の翌朝までを合わせると38時間くらい太陽のない環境だ。


 日本ブログ村キャンピングカーランキングに参加しています。

ここをクリックして投票をお願いします。
コメント