漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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女性の不妊治療を受けやすくするための企業支援・新聞記事から

2016-10-13 | 子宝・妊娠体質つくり
皆さんはこの記事にどんなことを思いますか?

不妊治療、仕事と両立へ制度創設…政府方針(10/12読売新聞記事)
政府が2017年度から、仕事を続けながら不妊治療を受ける従業員を支援するための制度創設に乗り出すことが分かった。
現在の不妊治療に対する助成制度だけでなく、治療と仕事の両立に向けた企業支援の枠組みを創設し、女性の社会進出を阻害する要因を取り除きたい考えだ。
頻繁な通院が必要な不妊治療は仕事との両立が難しく、従業員が退職を余儀なくされるケースが少なくない。政府は新たな制度を、安倍内閣が掲げる「働き方改革」に位置づけたい考えだ。17年度は企業や従業員を対象に、不妊治療に関する初の本格的な実態調査を実施し、両立に向けた課題を洗い出す。18年度以降、不妊治療に利用しやすい勤務体系や休暇制度などの両立支援の枠組みを策定し、導入した企業に対する支援制度などを創設する方針だ。


思い浮かぶことをアトランダムに書いてみる。

・まず不妊治療すればいつでも子供を授かることができると勘違いしてはならない

・不妊治療がオープンになって、周りの人たちの意識改革が進めばよいなあ。いろんな意味で。

・職場に気を使う女性が多いのは確かだが、無関心な夫や無理解な姑や自分の両親にさえ気を使いながら治療を受けている女性もいる。夫側に問題がある不妊も多いのに、そんな中で職場に「不妊治療に行ってきます」って言えるものなんだろうか。それはかえって女性のストレスにならないだろうか。

・この記事は女性に向かって、働きなさい、子供も産みなさいと言っている
女性の社会進出、その言葉が重荷になって自然な発情(恋愛感情や生殖意識)を委縮させていないか。それは男性にも伝播すると思われる。

・結婚の形は様々でどれをも否定する権利はない。夫婦なら子供を持つのが正しいということはないのだし。

・そもそもこれだけ不妊が問題となるのは晩婚化が原因。
生殖機能は年齢と共に衰え30代はすでに下り坂。なのに初婚年齢はほぼ30歳
仕事は乗ってくる頃だし、もう少し頑張ってからなんて言ってると妊娠率はあっという間に一けた台%になる

・子供の教育段階で何とかすべきなんじゃないだろうか。
人として動物としての生き方、生殖のしくみを理解すること。
女性は子供を宿す体であるという認識、男性はこれを守る存在であること。
それに昔からの養生。女性は体を冷やしちゃいけないなど基本的な知恵も消えつつあるのが現状だ。

・生殖的高齢となってしまった夫婦が子育てを望むなら、オープンな養子制度も積極的に作ってほしい。

現状の問題の多さに頭の中でいろんなことがぐるぐる渦巻いてしまう。
皆さんはどう思いますか?


愛らしいミゾソバ溝蕎麦(タデ科イヌタデ属)
葉の形が牛の顔に似てウシノヒタイ(牛の額)とも呼ばれる。牛の額は狭いのか広いのか?


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