中庸(ちゅうよう)とは、偏らずバランスを保っていること。
「未病先防」「未病改善」とは、病気になってしまう前にちょっとした不調(未病)を正しておくこと。
病気に対する漢方対策も「中庸」が生きています。病気をやっつけたが体は死んでしまったのでは元も子もありません。病気に対峙する力をキープする養生が大切といっています。
陰陽のバランスがとれているのが健康なのですが、気候変動や生活環境の変化、強いストレス、喜怒哀楽の偏り、不養生によって体は中庸を崩しやすい。
自分の体が何の影響を受けてどう偏っているのか、どう養生すればよいかということを知っておくことですね。
そんな知識が詰まっているのが「中医学」。中国で何千年も前から経験を積み重ねて集約された知恵なのです。
新型コロナに関する中国での漢方処方の発表もあり、多くの患者が罹患早期から漢方薬で症状対応し、さらに体力回復の漢方薬も使って重症化を防げたそうです。
それも中庸つまり体のバランスをとるという考えが治療の基礎になっているからでしょう。
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