漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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暑さで炎症がぶり返したら・アトピー

2015-07-14 | 肌トラブル・アトピー・美容
ずっと雨が続いて、やがてじわっと昼間の気温が上がってきたと思ったら、数日前から猛暑に突入。
小康状態を保っていた敏感肌の人たちの中にも、驚いて肌の赤みやかゆみが増した人が。

これまであまり汗をかかなかったのに、急に汗の量が増え、汗に慣れない肌は強くかゆみを感じてしまう。
上手に汗をかけない人は、熱を放散できず皮膚内に熱がこもり赤みが増す。

だけど、めげない、めげない。
人間は、季節の中で暮らしているのだから、気候の影響を受けるのは仕方ない。
汗をかくことを厭わず、ゆっくり馴染んでいこう。

サルスベリ咲き始め。百日紅と書き、暑い時期に長く咲く

そしてもう少し注意深く対策しよう。気候のパワーを押しのけるの大変だけどね。
皮膚を守る要は胃腸です。

・辛いもの、チョコレートや生クリームなどの甘いものを避ける
・アイスクリームなど冷たすぎるものを大量に食べて胃腸を冷やすのは厳禁
・夜間に食べ過ぎない
・いつも、よく噛んで食べる(消化酵素の分泌を促し腸の負担を軽減する)
・便秘しない(便秘するとこもった熱が停滞しやすい)

・食味は、平、涼、寒性のものを食べるようにします
緑豆もやし、緑豆はるさめ、ごぼう、なす、海藻類(昆布、わかめ、のりなど)

・食べものアレルギーの3トップは、卵、牛乳、小麦
肌が敏感になっているときは、とりあえずこの3つを控えると落ちつきやすいことがある

・睡眠不足などで疲労をため込まない(睡眠不足は陰虚に陥り体が火照りやすくなる)

安定期の漢方と急性症状に対応する漢方とは異なることもあるので、肌状態が変化したらご来局くださって、肌状態をみせてください。


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