アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

陽朔の街角で

2018年10月27日 | ギャラリー

桂林からの漓江クルーズは、85Km離れた陽朔(ようさく)で終点を迎える。

クルーズ船はここで客を下して、明日のクルーズに備え(桂林まで)河を遡る。今度は流れに逆らう数時間の旅だ。

陽朔の船着き場は碧蓮峰に接し、「山水園」という文化公園になっている。
ここには、日本に所縁(ゆかり)の深い「鑑真記念館」がある。これは、その3ヶ国併記の案内板。

唐代の高僧「鑑真(がんじん)」は、日本の招請を受け渡海するも5度失敗した。その(5度目の失敗の途上)海南島から生国の揚州へ戻る途中、陽朔で約1年過ごし学術講演や戒めを授けたという。

そして、6回目の渡海が成功し(754年)、奈良朝に手厚く迎えられた。その後、唐招提寺を創建し日本の仏教界に大きな影響を与えた。 

また、この公園には歴代著名人の書が岩壁に刻まれている。
これは、清の時代に陽朔県の知事を務めた「王静山」が残した「帯」という大きな文字(約3x6m)。

この「帯」の字は一字だが、「一帯山河、挙世無双、少年努力、万古流芳」という漢詩を表わすという。

この公園から望む漓江の流れ。

公園を降りて陽朔市内へ向かう。
日頃、さまざまな観光客に接しているせいか、ここで商売を営む地元の人々は淡々としていて気にならない。

これは喫茶店で、洒落た造りだ。入ってみたいと思ったが、いかんせん時間が足りない。

街の案内標識や独特の飾りつけに異国情緒を楽しむ。

街中の焼きそば屋さん。

テイクアウトが主だが、中には、さなぎや昆虫(いなご?)などのメニューもあり驚いた。

街中からも屹立した岩山を望むことができる。

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