アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

My Favorite Analog!~Mutter「Mozart Violin Concerts」

2014年04月20日 | この一枚
いつになくおだやかなカラヤンの眼差しの先に、ヴァイオリンを手にした天才少女、アンネ=ゾフィ・ムターが瞑目しています。



1978年、帝王カラヤンに見出され、モーツアルトのヴァイオリンコンチェルトを収録した際のスナップですが、この時、彼女はまだ14歳。

何とも微笑ましいシーンです。収録されている音楽は、この写真が醸し出す雰囲気そのままに、初々しさとやさしさに満ちたモーツアルトです。

今回、デジタル化に先立ち再度聴きましたが、とても14歳の少女の演奏とは思えないほどしっかりした演奏です。

ただ、残念なのは、第3番を収録したA面に大きな傷が2ヶ所あって、そこを針が通過する際、プチプチとかなり大きな雑音が出ることです。

幸い、デジタル化の過程で、(Editing Softを使い)これらのノイズを取り去ることができましたので、気にならなくなりました。

今後しばしば、ライブラリー(音楽サーバー)から引き出して聴くことになるでしょう。
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この春もおいしい味噌ができました。

2014年04月20日 | 田舎暮らし
この春もおいしい味噌ができました。



昨年、10月に仕込んだ「手前味噌」。
長い冬を玄関の風除室で過ごして、昨日、無事「完成」しました。



すでに何度か待ちきれずに試食しているので、でき加減は予想できていたのですが、昨日、早速味噌汁を作ってみると、とても美味しい「手前味噌」であることがわかりました。

ゆっくり発酵した麹と大豆のまろやかな風味と美味しさの二重奏に感激いっぱいでした。

手持ちの「秋田味噌」とブレンドして、できるだけ長く賞味したいと思っています。
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いま、政治がなすべきこと~近隣諸国との関係改善

2014年04月19日 | ドラミング
アベノミクスに陰りがみえてきた。
異次元の金融緩和と円高で、株価が上昇し輸出企業の業績は上向いたが、庶民の懐は冷えたままである。加えて、地方経済の疲弊は深刻だ。

こうした現状を打開するには、近隣諸国との関係改善が一番という投書が昨日の新聞(朝日)に載ったのでご紹介したい。



これを補強するデータをみつけたので、これも掲載してご参考に供しよう。



近隣の中国や韓国との貿易高がこれほどの地位を占めるとは思わなかった。両国との貿易額は、米国のそれの2倍になる。それほど、両国との関係は深いのだ。
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我が家の春一番

2014年04月18日 | 田舎暮らし


陽光を浴びて、クロッカスが咲き出した。

我が家の春一番。
東側の公道に面した花壇で咲き出した。



チューリップは、春の日差しを求めて堆積した雪を押しのけるように芽を出している。



彼らにとっても待ちに待った春が来たということだろう。

目を山麓へ転ずると、まだ、雪はこんなにある。



この下は、ちょうど菜園になっているのだが、この雪が解け耕せるようになるには、1ヶ月近く必要だ。北国の春は、少しづつ進むのだ。

蛇足:昨夕散歩に出ると、やにわにカラスが急降下してきてすぐ傍の立木にとまり、キェッキェッと威嚇された。彼らの子育てがもう始まっているらしい。
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中身の薄い凡作~葉室麟著「潮鳴り」

2014年04月18日 | 読書三昧
葉室氏の近作、「潮鳴り」を読んだ。
うまく書けているとは思うが、中身の薄い凡作だ。「小説NON」13年8月~14年5月連載。



物語~俊英と謳われた伊吹櫂蔵は、狷介さゆえに役目をしくじりお役御免となる。今や、ボロ蔵と呼ばれる無頼暮らしだが、家督を継いだ弟が、藩と上役の裏切りで切腹。その後、櫂蔵は何故か藩から出仕を促され・・・。

キャッチは、

「蜩の記」の感動から2年。豊後・羽根藩を舞台に”再起”を描く入魂作」

というが、ここに直木賞受賞作を引き合いに出さなければならないほど、同氏の作も最近では色あせて来たということか。

つまり、登場人物もストーリー展開も平凡で、これが直木賞作家の作品かと納得しつつ読む人は多くあるまい。

人気作家が時間に追われて書き飛ばすこともあろうが、これでは直木賞が泣く。受賞者にふさわしい作品を期待したいものだ。
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この地球の希望の光~憲法9条

2014年04月17日 | ドラミング
安倍政権による「日本を戦争できる国」へつくりかえる試みが進む中、憲法9条が果たしてきた積極的な役割を見直そうという動きが、国民各層に深く浸透してきているように見える。

この投書は、昨日の新聞(朝日)に掲載されたものだが、ご家庭の主婦の方が、かってこうした積極的な発言をされることがあっただろうか。



そうして意味で、現政権の憲法をめぐる動きが国民の意識を覚醒させようとしているのかも知れない。
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音楽ABC~ロマンス(Romance)

2014年04月17日 | 音楽ABC
ベトナム旅行のご報告などで、このコーナーへのアップが途絶えてしまっていました。ボチボチ再開しようと思います。


R for Romance(ロマンス)

さて、ロマンスと言えば、直感的にベートーヴェンのヴァイオリンと管弦楽のための小品を思い出します。

第1番 ト長調 と 第2番 ヘ長調 があるのですが、哀調に満ちた旋律の美しさで、第2番を好まれる方が多いようです。

ここでは、ソリストにパールマンを迎えたバレンボイム指揮・ベルリンフィルによる第2番をお届けします。どうぞお楽しみ下さい。楽曲は、YOUTUBEから拝借します。

小生手持ちのドーナツは、これ。



アンネ・ソフィ・ムターとマズア指揮ニューヨークフィルによるヴァイオリン協奏曲とのカップリングです。

ムター女史のスケールの大きな演奏を楽しむことができます。
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勢い増す~解釈改憲「容認せず」派

2014年04月16日 | ドラミング
安倍政権は、集団的自衛権の行使容認に向け党内での議論を急がせたり、公明党との関係を詰めるなど、閣議決定に向け余念がない。

しかし、このほど実施された世論調査(朝日新聞)によると、国民はむしろ「容認せず」派が勢いを増しているという。



考えてみれば、元々、内閣や閣僚は、率先して現憲法を遵守する義務を負っている(第99条)のだ。

それを怠るだけでなく、内閣が勝手に解釈を変えて、集団的自衛権を行使できるようにするなどもってのほか。現憲法の神髄でもある平和主義をどう考えているのか、また、憲法とは何かについてもっと深い認識に立ことを望みたい。

こうした点は、国民の方がむしろちゃんと見抜いるからこそ、「容認不可」の方向に向かっているのだと思う。

大きな記事がこちらにあります。
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深い感動とともに~水上勉著「飢餓海峡」

2014年04月15日 | 読書三昧
宮本輝氏の「本をつんだ小舟」で紹介され、また、ブロ友で読書家のにゃんにゃんさんのご推薦もあって、今回ようやく本書を読んだ。文庫本だが上下巻合わせ1,000頁の大作だ。



町の図書室から借りたので、返却日に追われ夜遅くまで読んだりした。その影響もあって、読了後、深い感動とともに重たい疲労を覚えた。

この物語は、昭和37年1月から12月まで週刊朝日に連載された長編ミステリーだが、単行本化に当って500枚余を加筆された。その重厚な構成、魅力的な登場人物と時代背景のすごさに圧倒された。

キャッチは、「貧しさから這い上がるには、殺ししかなかった。圧倒的リアリティで人間の宿命を描き切る水上文学の金字塔」と綴る。

また、小生らが今住む街(倶知安町)も登場し、隣町で発生した殺人・放火事件が、青森県下北半島を経て京都府舞鶴へと広がり、また、迷宮入りかと思われた事件が、10年の時を経て解決に至るという重層的な構成になっている。

当時、この作品は高い評価を得て映画(主演:三国連太郎、左幸子)にもなったが小生は知らなかった。

今回改めて、水上氏(故人)の筆力の高さと人間的魅力に触れることができ幸せであった。引き続き、同氏の作品を読んでいきたいと思った。
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憲法9条がノミネート?~ノーベル平和賞

2014年04月14日 | ドラミング
過日の報道ステーションで伝えられたので、ご存じの方も多いと思いますが、こうして記事(赤旗13日号)になるとうれしいですね。



それにしても、ノーベル委員会というのは、価値ありとしたものは、例えそれが(今は)弱小組織からの申請でもちゃんと受け止めるのですからたいしたものです。また、表彰の対象は、個人または、団体ということから、「日本国民」になっているそうです。

大きな記事が、こちらにあります。
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