アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

奇想天外な~海堂尊著「アクアマリンの神殿」

2016年07月21日 | 読書三昧
表紙のイラストの美しさに魅かれ、手に取って読み始めた。



2011年5月から1年余にわたり、北海道新聞など地方4紙に連載された同名の小説である。

物語~一人暮らしの「アツシ」は、ある深刻な理由から5年もの「凍眠」を経て目覚めた一見普通の少年だ。しかし今は、彼に代わって、彼の看護を担当した美しい女性「オンディーヌ」が「凍眠」している。果たして、彼女はいつ目覚めるのか・・・。

現代の先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しいタッチで描いている。特に、普通の少年としてクラスに馴染み、親友らとともに成長する姿を的確に描写している点に好感をもった。

言わば、重松清やあさのあつこの世界にも似たすがすがしさなのだが、それと奇想天外な物語との整合性に悩みながら読んだ。
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Next Stage2

2016年07月20日 | ドラミング
一昨日、先の参院選で「野党共闘に効果あり」と述べた。

これをフォローするかたちで、興味深い「つぶやき」をみつけたのでご紹介したい。



これは、北海道新聞の記事を紹介したものだが、要は、次の衆院選でも野党共闘が実現すれば、北海道にある12の選挙区で野党が10勝するというのだ。

前回衆院選(2014年)では、3勝9敗だったから完全に与野党が逆転する。

同じことは、元キャスターの杉尾さんが当選した長野県などについても言え、5つある(衆院の)小選挙区すべてで野党が勝つことになるという。

こうしたことを積み上げて行けば、現在の自公ダメ政権を退場させ、政権交代を実現することも夢ではない。

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紫陽花

2016年07月19日 | アーバンライフ
あじさい通りの紫陽花が咲いた。





内地の感覚からすると、まぁ、何とも間の抜けた感じではあるが、今朝の気温は17℃ほど。
雨も降っていて、紫陽花好みのお天気だ。

日中の気温も、23℃くらいまでしか上がらないという。
内地の酷暑からすればありがたいと思わなければならないのだろうが、ベランダの野菜の生育などを考えると、もう少し夏らしい天気になって欲しいと思っている。
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付和雷同

2016年07月18日 | 音楽三昧
一昨年までは田舎(ニセコ)に住んでいたから、周囲にはめずらしい動植物がいて話題に事欠かなかったのだが、今は都会生活のため、話題は身辺の事柄に限られる。

ということで、今回も、拙宅のアナログ再生の舞台裏についてである。



これがその図だが、左手にあって写真には写っていないが、レコードプレーヤーで再生された音楽(信号)を黒いトランスで受けて20倍ほど増幅し、それを右側の白いスリムなイコライザーアンプに入れて、(レコード制作の過程で加工された)音楽信号を元に戻している。

その出力をパワーアンプに入れるとスピーカーから音が出る、という仕掛けになっている。

で、何で「付和雷同」かと言うと、このゴロンとしたトランスを使うことが今、流行りなのである。

一度、別の記事でご紹介したが、網友がこれを導入して好結果を得たというので、今回、これを使ってみた。そういうところは、いくつになっても実にミーハー的である。

ということで、価格的には(従来のアンプの)1/3ほどなのだが、出て来た音は原音に限りなく近く豪快なものだった。

また、単にトランスを使ったというだけでなく、レコードから音(の信号を)拾い上げるカートリッジとこのトランス間の接続を、+-を浮かせたバランス形式で行っている点も興味深い。

何はともあれ、出て来た音の広大なスケールには、心底驚いている。
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Next Stage

2016年07月17日 | ギャラリー

与党圧勝で終わった過日の参院選挙。
一筋の光明は、日本の政治史上始めて実現した(国政レベルでの)野党共闘が、一定の評価を得たこと。

つまり、32の一人区すべてで共闘が成立しただけでなく、内11選挙区では、自民・公明の牙城を乗り越え当選を勝ち取ったこと。また、内28の選挙区では、過去の野党票(の合計)を上回ったこと。

これらを新聞の社説(朝日1日付け)では、次のように論じていた。

要は、次の衆院選で共闘が成立するかどうかだと言っているのだが、この時点では、現下の都知事選挙での野党共闘など、まったく視野に入っていなかったようだ。

ならば、この選挙でも勝ってさらに実績を積み上げようではないか。

 

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ジャブジャブ結果

2016年07月16日 | 音楽三昧

この結果のご報告である。

以前から、レコード盤を水洗いする効果については、その手の雑誌で紹介されていたのだが、これほどの結果になるとは思いもしなかった。

つまり、シーパチノイズがなくなるだけでなく、楽音それ自体がとても新鮮に響くようになった。
まるで、ベールを2~3枚剥いだような、くっきりした音が飛び出して来てびっくりした。

同好の士は、是非お試し願いたい。

ということで、総じて年代物のレコード盤すべてを水洗いする破目になりそうだが、7~800枚ほどあるからそれは大変な作業だ。

取り敢えず、1日3枚のノルマを課して水洗いに精出している。

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そこそこ~朝井まかて著「残り者」

2016年07月15日 | 読書三昧

直木賞作家、まかてさんの最新刊。
2014~15年「小説推理」に掲載。273頁の長編。

物語~幕末、江戸城の明け渡しが決まった。官軍の来襲を恐れ、我先にと脱出を試みる大奥にあって、一人、二人と居残る女たちがいた。果たして、彼女らは何のために残ろうとしたのか・・・。

映画やドラマで描かれる「大奥」のイメージとは異なり、そこに住み、生活する女たちの日常や、天璋院をはじめ徳川家上層部の在り様など、庶民目線の物語は新鮮であった。

流行作家の常である、いわゆる「書き飛ばし」がなく、資料を基にじっくり取り組み、構築した物語には読む楽しさがあった。

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ジャブジャブ

2016年07月14日 | 音楽三昧

こんな道具を手に入れた。5,000円也。

何に使うのかと言えば、LPレコードを水洗いする際、レーベルを濡らさないようにするためだ。

具体的には、・・・。

汚れてパチパチと不快な音を出すレコードの表面を、洗剤と水で丁寧に洗う。

どういう洗剤やブラシが良いとか、種々ノウハウはあるらしいのだが、取り敢えず、100円ショップで手に入れた硝子拭きの洗剤とペンキ塗りの刷毛を使って洗ってみた。

そして、こんな具合に吊るして20分ほど乾かす。

結果、パチパチノイズなしの美しい音楽を聴くことができるようになった(とさ)。 

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33番目の一人区

2016年07月13日 | ギャラリー

参議院選挙で存在感を示した野党共闘。
全国32の一人区で、11の勝利を獲得した。

加えて、内28の選挙区で、統一候補は野党4党が得た比例票の合計を上回る票を獲得した。つまり、それが無党派層の支持を引き出し、11の選挙区の勝利につながった。

今度は、都知事選である。

昨日、野党4党は、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏を都知事候補者として擁立、同氏の当選をめざすという。

鳥越氏は、本年4月の地元衆院北海道5区補選で、「池田まき」統一候補の支持を訴え、千歳での大集会にも来援された。

さあ、野党共闘で、33番目の一人区、都知事選でも勝利しよう!

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一筋の光明

2016年07月12日 | ギャラリー

 

議院選挙の結果を見て、フト掲題のような言葉を思い出した。
与党が議席の過半数を占め、他の改憲に前向きな会派を含めると発議に必要な2/3を確保した、などと聞くとお先真っ暗な気分になる。

しかし、先の衆院北海道5区補選(地元)での野党共闘が励ましとなって、全国32の一人区すべてで野党統一候補が自民党と争い、内11選挙区で当選を勝ち取ったことは大きな励ましとなった。

前回(2013年)は、31の一人区で2勝29敗だったことを思えば、これは少々、出来過ぎではないかと思えるほどである。

典型例は、宮城選挙区。
今回、定数2が1に変わって与野党が激突したが、野党統一候補の桜井氏(民進党)は、前回選挙で民主党が得た21万余票を51万票に伸ばして当選した。

しかも、早い時期での同区での統一が、全国的な広がりを促したことを考えると、その果たした役割はとてつもなく大きいと言わねばなるまい。

この機運をさらに高めて、次の衆院選挙では、与党の過半数割れを実現して欲しい。

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