旧暦で日本を楽しむ (講談社+α文庫) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
漢方養生の世界にはまると気になるのが旧暦。
やはり中国で生まれ日本で育った漢方は旧暦の影響を受けているのです。
なので、着物を着ることよりも漢方で身近に感じた旧暦の世界。
お茶の世界から旧暦を意識するようになった著者とは入口が違うので細かく指摘される旧暦と新暦の違いなどは目からウロコ。
一例をあげると忠臣蔵、討ち入りの日は12月14日ですが、これはもちろん旧暦。現在は新暦でこの日を意識しますが、そもそも冷え込みの寒さが違う。翌月の中頃が旧暦にそれにあたるとすると、降雪などについてもなるほどと思います。
養生では旧暦を意識することが理にかなっているのですが、日本文化に親しむにしても旧暦を意識すると実感として得るものが違います。
そんなことを教えてくれる一冊です。