太陽の 星の数ほど 花も咲き
馬糞 Bafun
星座といえば、何と言っても冬のオリオンである。
ベテルギュウスという赤色巨星とリゲルという光の強い青い星
にはさまれて三ツ星と小三ツ星が特徴的である。
馬頭星雲やアルデバランという星のゆりかごなど、話題に事欠
かない魅力のある星座である。
その冬の星座を惜しみつつ、春の星座の季節になっている。
春の星座のよりどころは、春の大曲線と春の大三角形とがある。
春の大曲線とは、おおくま座のひしゃくを伸ばしてゆくと、うしか
い座のアルクトゥルス、さらに曲線を描くとおとめ座のスピカとい
う一等星を結ぶ大きな曲線である。
春の大三角星を構成する星は、上の二つに加えてしし座のデネ
ボラとい2等星の明るい星である。
それにしても、銀河系だけでも2000億個もの恒星で構成されて
いるという。
星座の小さな光が、数千億個の恒星で構成された大銀河だっ
たりする。
太陽だけでも偉大だと思うのに、それが200万体もあると言わ
れる大銀河のそれぞれに数千億個もあると言うのだから気の遠
くなるような風景である。
そんなことを考えながら眺めているから、星空と言うのは夢中な
のである。
【無責任な他人に対する処方】
さて、他人の罪は他人のものという話をしたが、それは、他人の
罪に対する裁き心は不幸であるということでもある。
しかし、責任を取らない他人に対していつものように一緒に生活
し、仕事をすることができるかという問題がある。
人間関係は信頼関係である。
信頼を破った者が、その責任を取らないままに、信頼関係を維
持することはできない。
けじめをつけないままに、信頼関係は修復はしない。
ではどうするか。
距離をとらざるを得ない。
組織にあって、けじめなく付き合うものがいたら、そこもまた、
信頼関係の破綻部分となる。
事なかれ主義は、結局、破綻せざるを得ないのである。
そうしたけじめもないままに組織を運営しているところは、破綻
することになるだろう。
そこに、新たな対立軸が生じるのである。
これが、現代の無節操な組織の堕落の原因である。
信頼関係のほころびは、そのつど繕うべきなのだ。
現代日本の企業は変な仲間意識からモラルを見うしなうことに
よって、脆くなっているのではないか。
梅士 Baishi