土肥やせ れんげの花は 仕事して
馬糞 Bafun
れんげ畑をみることはめっきり少なくなった。
昔は、田んぼの春はれんげ畑だった。
銀河のように紫の星が集まってふわふわの布団のようだった。
れんげの花は土の下に根瘤菌を養って土を肥やすと言う仕事を
しているのである。
れんげの花は、本当にえらいのである。
減反だなんてバカなことしないで、どんどん作って海外に輸出
しましょう。
日本の米は高いよ。
だけど、これが本物なんだな。
米の草取りロボットを作りましょう。
合鴨と一緒に、田の草取りをして、ドジョウが昼寝をして、ミズス
マシも泳いで、メダカも復活して、そんな昔のきれいな田んぼを作
りたいものですね。
それが、日本の米のまねできない付加価値になるんですよ。
だから、ロボットなんです。
問題はエネルギー供給なんですよね。
バッテリー革命が必要です。
三洋電機さん、世界一の小型強力電源開発をしてください。
同族経営なんてやめてください。
会社は株主のものではないんですから。
株式公開したら、もう、会社は創業者の者じゃあないんですよ。
物言う株主なんて、迷惑です。
むかし、シャープと言えばさえない家電メーカーでした。
ところが、液晶技術で大化けした。
むかし、北九州の安川電機といえば、いつ倒産するか分からな
いほどさえなかったんです。
ところが、今は産業用ロボットでトップレベルの企業になっている。
すごい!
九州の半導体工場だって、エネルギー開発のチャンスがある。
ロボット用の電源開発、田んぼで働けるロボットの心臓を作りま
しょうよ。
サイボーグまではまだ数百年先の話ですけど、田の草取りロボッ
トくらいだったら、遠隔操作のゲーム感覚でやれるんではないで
すか。背中曲げるのはロボットなんだから。
ゲーム好きなニートをプレイヤーに雇って、草取りをするんですよ。
虫取りロボットは、害虫をトリモチで捕獲してゆく。
こんな面白いゲームはないってぐらいにコントロールルームは
にぎわうでしょうね。
都会にコントロールルームを置いてもやれますよ。
インターネットを使えばいいんですから。
ゲームセンターが、農業をやっているなんてことになります。
どうですか。
やれそうな気がしませんか。
私の馬糞俳諧エッセーも、れんげ草のように、ちゃんと仕事をし
ているのです。
梅士 Baishi