一春を 椿は落ちて 数えけり
梅士 Baishi
春は、一月、梅の開花と共に始まる。
真冬の寒い時期を早春と言う。
大宰府の飛び梅は満開だと言う。
やがて梅は早々に散り過ぎて、こぶしや木蓮の
白い花が風に帆を立てる。
そして、三月下旬になると桜が咲くのである。
それでもまだ寒い春である。
そんな花の盛衰の中で、椿は花を落としては咲
いて、紅い花を灯し続ける。
椿は孤高の花である。
さて、ここ数日の雪模様も一段落して、太陽が
戻ってきた。
今朝の気温は2℃、零下40℃を下回るシベリアの
町に比べれば熱帯のような寒さであるが、部屋の
中は我が家のほうがずっと寒い。
その寒さも、早春の鮮烈な印象である。
亡き叔父の会社から築地の寿司屋に行き、うま
い寿司をご馳走になってから、そのまま歩いて銀
座に出たことがあった。
なにやら不思議な感じがしたものである。
なんで魚屋から銀座に出るのだろうかと。
巨大な魚市場築地が豊洲に移転することについ
ては、残念に思っていた。
銀座の賑わいから遠ざかるからである。
しかし、老朽化した築地市場を移設しなければ
ならないのは、規模からして建て替えでは済まな
い以上、仕方のないことである。
豊洲に決まった経緯はわからないが、激しい利
権争いが展開したことであろう。
どんぶり勘定の金が湧きだす案件だからである。
それにしても、なんで食を扱う場所を土壌汚染
地帯に移転するのかと言う疑問は残る。
しかし、豊洲移転で決定し、ほぼ完成した以上
は円滑に移転すべきであった。
それが、いまさらのように正義面をして小池都
知事の劇場型政治に利用されて巨大なムダ金を浪
費することになった。
期限切れの反対論だったのである。
豊洲移転は迅速に遂行されるべきことである。
既に発生した公費の損失は、100億円を越えると
みられる。
馬鹿な事をしたものである。
その責任は小池知事にある。
責任転嫁による移転延期を許すべきではあるまい。
豊洲市場にはダーティーなイメージがついてし
まった。
幸福実現党から提案があるように、豊洲移転を
急ぎつつ、築地市場の改修を進めて、豊洲対築地
の市場間競争関係を作るのは災い転じて福となす
名案であろう。
新しい業者の参入も可能になるだろうし、魚食
の復権にもつながるのではないか。
魚を食べると言うことは、コメの消費も増える
と言うことである。
確かに、小泉元首相の守護霊が申されるとおり、
幸福実現党には有名人がおらず、メディアが幸福
実現党無視の協定に違反してまで飛びつく要素が
ない。
歴史に残るであろう人材が集まっているにもか
かわらず、現時点では若く、メディアの無視に対
抗できないでいる。
戦略は必要である。
メディア対策として、トランプ大統領やプーチン
大統領、蔡英文総統、ドゥテルテ大統領などの支
持を取り付けて選挙戦を戦ってはいかがか。
日本独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness・中村梅士党