何処にか 金木犀の かほりして
中村 梅士 Baishi
どこからか、ふ~っと金木犀の香りがした。
どこかで咲き始めたらしい。
近所の金木犀をのぞいたら、つぼみがいっぱいだった。
好い季節だ。
長崎は昨日からおくんちである。
本来冷え込む季節であるが、今年は暖かい。
博多の気温は20℃に始まって、午前中に25℃を超
える勢いである。
長崎のおくんちに行こうとは思わないが、11月2日
から始まる唐津くんちには心動かされる。
父の故郷でもあり、子どもたちが生き生きとしていて
楽しいからだろう。
昨年も行列について回り、歩き疲れて唐津シーサイド
ホテルで高価な和定食を食べたのだった。
毎回、そうなる。
去年はお風呂に入れただろうか、覚えていない。
虹ノ松原の砂浜を駅まで歩いて、帰ったのだった。
やっぱり、一泊ぐらいして、のんびりと潮騒を楽しみ
たいものだ。
観光地唐津の弱点が毎回気になる。
まずは交通の利便の悪さである。
福岡からでも一時間以内で着くべきである。
あるいは、博多ー唐津を結ぶ観光高速船を就航させる
のもよい。
集客は、高齢者をキャッチするマーケティングの工夫
をすることだ。
次に気になるのが、唐津駅に始まって、トイレがない
ことだ。
高齢者や女性にはトイレ不足は致命的である。
かつては駅の近くにホテルがあって、料理、立ち寄り
湯、トイレがあって便利だった。
それも、採算割れしたのだろう。
姿を消した。
自治体の観光努力がないからである。
三つ目は、定例ウォーキング会などの定番イベントの
工夫がないことである。
高齢者の健康のために、折角の砂浜、松原などのスポ
ーツ資源を生かすべきだろう。
高齢者雇用としても、有効なのではないか。
唐津にはもう一度、往年の繁栄を見せてほしいと思う。
炭鉱景気、鉄鋼景気に変わる基幹産業が必要である。
滑走路の短い軍事兼用小型旅客機空港を作り、ロシア
航路で新産業を起こしてゆくと言うのはいかがか。
あるいは、個人船会社の需要を起こして、個人船主用造船
業を起こすとかである。
意外と、そういう時代になるかもしれないのだ。
迅速に行動することである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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