菜畑に 祝いめでたの 蝶は舞い
馬糞 Bafun
モンシロチョウが菜の花畑に舞い始める季節だという。
モンシロチョウの紋付羽織は白の羽に黒い紋である。
今日は天気が良い。
きっと輝きながら菜畑を舞っていることであろう。
そなたが舞っている春菜は、農薬のない虫食いブランドの健康
野菜なのだ。
虫食いのブランドが、高く売れるようになるだろう。
そのとき、虫たちは、野菜に健康ブランドを記して喜ばれている
ことであろう。
風ごとに 菜の花は舞い 線路道
馬糞 Bafun
線路沿いの菜の花は、梅や桜とはちがった感慨で春を感じている。
ブルートレイン、急行「銀河」が最後の夜行に出た。
惜しむ人々の姿がテレビニュースで手を振っていた。
学生の頃、ずいぶんとお世話になった。
寝台のない夜行急行「東海」だったか、あれも厳しい旅だった。
東京ー大阪と言っても昔はずいぶんと遠かったことである。
それからさらに長崎まで夜行を乗り継いだのである。
特急さくらは、上等の夜行列車だった。
今もあるのだろうか。
新幹線の時代になって、切ないブルートレインが姿を消す時が
来た・・・。
不便と言うのは思い出になるものだ。
人は、不便によって鍛えられている。
便利なことは、それほど思い出にはならない。
便利な時代、人々は何によって鍛えられるであろうか。
ブルートレインに代わる試練の旅は、銀河鉄道になるのだろうか。
日本のブルートレインが、今度はシルクロードやインドを走ると
良いのにと思う。
A.H.マズローの日本語版「完全なる経営」を読み始めた。
教育的指導であっても、経営管理であっても、子供や若手社員
の自尊心を傷つけてはいけない。
自尊心が傷ついたとき、自尊心を回復する必死の抵抗として、
暴力をふるい、陰湿な嫌がらせをし、無気力になり、精神病のよ
うになる。
権威を振りかざして、他人の自尊心を傷つけてはならない。
人間関係の不幸は、そこに起因していると気づかされた。
「良い評判、名声、賞賛などは、いずれも人間にとって好ましい
ものであるが、これらは青少年が真の自尊心を形成する上で絶
対に欠かすことのできない条件でもある。」
今の若者は傷つきやすい。
気をつけなければならない。
不登校の子供たちも、深く自尊心が傷ついていると思ったほう
が理解しやすい。
親も、教師も、経営者も、子供や社員の自尊心、自己実現に深
い理解をもたなければならない。
反省しきりの教えであった。
梅士 Baishi