アルとの散歩コースの途中に猫の溜まり場となっている駐車場がある。
近所の住人が時々その駐車場の隅にエサを置いているのだ。
猫に対して異常な興味を示すアルは、毎回その場所をチェックする。
そして先日。
そこに猫はいなかったものの、誰が置いたか唐揚げが一つ転がっていたのである。
正体不明の転がっている物体に気付いたアル。
とっさに近付き匂いを嗅いだ。
唐揚げだ
私が気付くと同時にアルはそれを口に含んでしまった。
ヤバイ
こんな所に落ちている物なんて何が入っているか分からない。
この場に集まるノラ猫を快く思っていない者が、毒入りのエサを置く可能性だってある。
出さなきゃ
拾い食いした唐揚げを取り出そうと口の中に指を突っ込み悪戦苦闘。
だが、アルもさるもの。
絶対出すかと言わんばかりにウゥ~と唸りながら私の指を噛み続けるのだ。
左手の指を噛ませながら右手の指で口中の唐揚げを掴む。
出せ、出すまいとお互い必死の攻防だ。
その内に唐揚げはボロボロに砕けてしまい、ようやく何度かに分けて掴み出す事に成功した。
恨めしそうな顔をして私を睨んでいたが、とりあえずヤレヤレである。
しかし、私の左指には今もアルの歯型がクッキリと…
良かれと思っての事なのに、全く卑しい犬(ヤツ)だよ。コイツは。。。
近所の住人が時々その駐車場の隅にエサを置いているのだ。
猫に対して異常な興味を示すアルは、毎回その場所をチェックする。
そして先日。
そこに猫はいなかったものの、誰が置いたか唐揚げが一つ転がっていたのである。
正体不明の転がっている物体に気付いたアル。
とっさに近付き匂いを嗅いだ。
唐揚げだ
私が気付くと同時にアルはそれを口に含んでしまった。
ヤバイ
こんな所に落ちている物なんて何が入っているか分からない。
この場に集まるノラ猫を快く思っていない者が、毒入りのエサを置く可能性だってある。
出さなきゃ
拾い食いした唐揚げを取り出そうと口の中に指を突っ込み悪戦苦闘。
だが、アルもさるもの。
絶対出すかと言わんばかりにウゥ~と唸りながら私の指を噛み続けるのだ。
左手の指を噛ませながら右手の指で口中の唐揚げを掴む。
出せ、出すまいとお互い必死の攻防だ。
その内に唐揚げはボロボロに砕けてしまい、ようやく何度かに分けて掴み出す事に成功した。
恨めしそうな顔をして私を睨んでいたが、とりあえずヤレヤレである。
しかし、私の左指には今もアルの歯型がクッキリと…
良かれと思っての事なのに、全く卑しい犬(ヤツ)だよ。コイツは。。。