どこもかしこも、いつでもどこでも…

ここ最近、どこへ行くにも代車で借りているプリウスに乗っている。

これまで気にも留めなかったプリウスだが、ちょっと気にして周りを見ると、どこもかしこもプリウスだらけ。
ちょっと広い道路だと、目に入る範囲だけでも2～3台なんて事もザラにある。
今日なんて自車を含めて3台連なってプリウスって場面もあった。
それだけこの車が評価され、売れているって事だろう。

これまで燃費の決して良くない車に、それが当然だと思い込んで乗っていた私である。
リッター20kmオーバーはあろうというプリウスの燃費には驚かされたし、それは十分評価に値する。
経済的にも十分優れた車なのだろう。
でもね。やっぱり面白くないんだよ、有りふれた車って。

いや、これはPRESIDENTよりグレードが落ちるとか、大衆車だからとかって意味じゃない。
レクサスにセルシオ、それにベンツ。
どれも高級車だけど、私に言わせりゃ「いつでもどこでも見掛ける有りふれた車」なのだ。
車で走っていて日に一台も見ないなんて事は無いでしょ。これらの車って。

それに比べてPRESIDENTなんて、官庁街でも走らない限り月に一台見るかどうか。
例え低年式のボロでもそんな車に乗るのが私は面白いのだ。
そうでも無きゃ、今更あの車にウン十万掛けてまで全塗装なんてしないでしょ。

確かにお財布にも優しい良い車だよ、プリウスって。
単に移動手段のための車と割り切れば申し分無い車だと思う。
でも、車を運転する事をも楽しみとする私には、やっぱりちょっと物足りないのだ。