ゴールデンウィークの後半戦がスタートし、東京からの下りの高速道路は渋滞が発生し、東名高速では、3日朝の段階で渋滞が40㎞にもなっているとのニュースが流れていた。連休で道路が混むのは誰もが認識しているはずなのに、どうして車を走らせるのであろうか?車を持っていない者のひがみかも知れないが、「笑点」のブラックユーモアのごとく、渋滞に巻き込まれているニュースは「密の味」である。
渋滞が明白であるなら、高速料金に変動制を導入し、例えば、3日の下りと6日と7日の上りは大幅な割増料金を設定する等車の分散化を図る対策を講じることも必要ではないか? マスメディアも毎回毎回渋滞情報のレポートだけでは、バカみたいな話で、国をあげて渋滞対策に取り組むことを提案すべきであろう。渋滞回避を狙い、平日に出発したり、夜中に走行したりする人達もいるようだが、今年は2日の夜中でも30㎞を超す渋滞が発生していたようである。平日夜中でも混むということは車を持っている人が多すぎるということかも知れない。日本はそれだけマイカーを持っている富裕層が多いということであろう。
飛行機も3日は下り便、6,7日は上り便が満席状態であると思われるが、飛行機の場合は、混み具合と運賃が連動されているので、それなりの対策ができているが、必ずしも十分であるともいえない。新幹線の場合も、混み具合と運賃はきちんと連動していないので、改善の余地が大いにある。コロナが収束に向かい、人の移動が多くなってくることが容易に想像されるが、政府主導で何らかの対策がとられることを期待したい。