29日、カナダのビクトリア大学に語学留学していた時に知合った友人が子供を連れて我が家に遊びに来た。定年後、即留学(遊学)したので、あれから早15年が経つ。大学の英語集中講座に3ヵ月お世話になり、全部で5か月カナダにロングステイしたが、妻も街の英会話学校に通い、友人はその時のクラスメートである。コンドミニアムでの5か月の生活は、勉強や遊びで自分史上最もハードなスケジュールで、クラスメートやカナダ人の友人等も千客万来であった。その当時の話に花が咲いたが、その後、彼女も結婚して子供ももう5才になるというから、時の流れをひしと感じる。留学当時に生まれた子供がもう高校生という年月である。
留学当時知り合った若者やカナダ人とは今でも交流が続いているが、60才で仕事から卒業し、カナダに語学留学できたことは自分の財産にもなっており、本当によかったとの思いでいっぱいである。英語の上達は疑問符が残るが、長期滞在で貴重な経験がいろいろできたことは無事定年を迎えたご褒美であると考えている。授業は、毎日宿題が出て試験もあったので、予想以上に大変であったが、余暇を使って、ゴルフ、テニス、旅行三昧の日々でもあった。旅行は、バンクーバー等の近場の他に、ケロウナ、カナディアンロッキー、カルガリー、トロント、ナイアガラ、オタワ、さらに「赤毛のアン」のふるさとプリンスエドワート島まで足を延ばすことができた。
定年時、ゴルフでいえば、エイジシュートに一つ足りない59ヵ国という海外訪問国数であったが、定年後の15年間で、43ヵ国も旅行し、今や102ヵ国まで広がったことは大変ラッキーであった。振り返るとアッという間の15年であったので、これからは1日1日を大切にしていきたい。
文化放送「日曜はがんばらない」(2022年6月19日)投稿: https://youtu.be/612zpFcoBY4