5月4日のBS-TBSの昭和歌謡ベストテンDXは、「誰にも言えない恋の歌特集」という意味深なタイトルに惹かれ、興味深く見入った。リニューアルされて、関根勤と早見優がMCでそれぞれの世代のリクエストを集計しているが、今回は歌詞がポイントであろう。
関根世代(60代以上)
・北の宿から 都はるみ S50
・激しい恋 西城秀樹 S49
・越冬つばめ 森昌子 S58
・天城越え 石川さゆり
・さざんかの宿 大川栄策
(早見世代 40-50代)
・恋に落ちてーFALL IN LOVE― 小林明子
・愛人 テレサ・テン S60
・まちぶせ 石川ひとみ
・駅 竹内まりや S62
・ホテル 島津ゆたか S60
不倫とおぼしき関係を歌った「ホテル」と「愛人」は、まさに誰にも言えない恋の歌の最たるもので秀逸である。「愛人」は、テレサ・テンのオリジナル曲で、作詞は、「荒木とよひさ」さんで、歌詞に魅了される。「ホテル」もまさに禁断の恋の最たるもので、オリジナルは「島津ゆたか」の歌だが、テレサ・テンが見事にカバーしており、オリジナルを超えるほど魅惑的である。作詞は、「なかにし礼」さんで、「私の家の電話番号が男名前で書いてある」とか「一度でいいからあなたの肌に爪をたてたい」とか彼らしい意味深な歌詞がなんとも言えない禁断さである。テレサ・テンのような魅惑的な女性にこのような曲を歌われたらたまらないところである。また、「誰にも言えない恋の歌」は、個人的に作り上げている”Just My Type Image Girls“と重なる部分が多い。個人的に大好きな2曲であるので、ランクインは嬉しい限りである。
・「ホテル」(テレサ・テン): https://youtu.be/EnFpzCUBMMQ
・「愛人」(テレサ・テン): https://youtu.be/Km0tMGHIAHU