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テレサ・テン名曲熱唱 没後25年目の真実

2021年10月22日 23時16分09秒 | 音楽

 

10月22日、BS-TBSで「テレサ・テン名曲熱唱 没後25年目の真実」が再放送されていた。夜9時からの番組だったが、気が付いたのは15分すぎで、途中からだが慌ててビデオ録画をした。前もってわかっていれば、最初から録画できるが、この手の番組は、見て初めて気がつくことが多い。2020年製作の特集番組のようであるが、見るのは2回目のような気がする。ビデオに収めたので、いつでも見ることができそうである。

1970年代に入って、彼女はすでに香港でのトップスターであったが、父親の反対にもかかわらず、1974年、日本デビューを果たした。デビュー曲はさほどヒットしなかったが、1976年の2作目の「空港」はヒットし、レコード大賞新人賞も獲得した。その頃は、まさに会社に入って空港関係の仕事をしていた時なので、大変心に残り、自分の愛唱歌となった。

1976年の香港でのリサイタルや1982年のクイーン・エリザベス・スタディアムでのコンサートの貴重な映像も見ることができた。約2時間の特集番組だが、今は亡き彼女の映像と美しい歌声をたっぷりと聴くことができたのは嬉しい限りである。香港や台湾でのコンサートでは、日本の歌謡曲を中国語で歌ったたり、「何日君再来」のような元々の中国の歌を歌っているのが印象的で、テレサの中国語の歌の魅力にいまだに取りつかれている。自分でも、テレサが中国語で歌う日本の歌謡曲70選のYouTubeを作成している。日本語より、中国語のほうが、旋律的で、言葉が流れるような感じで、意味はわからなくても聴き心地がいいのである。中国でも1980年代以降、テレサの音楽が流入し、大人気を博し、昼は「鄧小平」に耳を傾け、夜は「鄧麗君」の歌を聴くという世情であったようである。

また、1984年から87年にかけて「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」「別れの予感」でヒットが続き、人気のピークを迎えた。ちょうどドイツに駐在していた頃と重なり、NHKのコンサート(1985年)に行くことができずに残念であった。特に、「愛人」の歌詞と曲が大変気に入っていた。1989年の天安門事件を契機に中国の政変にも巻き込まれていったようである。彼女がタイのチェンマイで亡くなったのは、1995年5月8日なので、まさに番組が作られた2020年が没後25年であったのである。

テレサのことを知ったのは、日本にデビューする前の1970年の台湾旅行の時で、レコードを買って帰ったものである。それ以来のファンなので、ファン歴は50年を超える。没後20年の2015年には台湾の北海岸近くにあるお墓参りにも行けたので、満足している。彼女は、台湾の国家元首並みに、火葬されることなく、そのままの姿で静かに眠っているのである。今でも、毎日のようにテレサの歌を聴いており、「空港」「愛人」はじめどの曲も好きだが、今一番気に入って聴いているのは、「問わず語り」「北の旅人」「ホテル」「西海岸から」である。聴いていると不思議なことにホッと気持ちが落ち着くのである。テレサと声質がそっくりな「陳佳(チェン・ジャ、KEI)」という中国人歌手も陰ながら応援している。テレサの生歌は聴く機会が無かったが、陳佳さんについては、3回ほど生歌を聴いたことがある。

 

テレサ・テンと陳佳さんの紹介: http://romanflight.web.fc2.com/TeresaTengCollection.html

テレサ・テンが中国語で歌う歌謡曲70選: https://youtu.be/BRTSPgQoGq0

つぐない(償還)~中国語版~テレサ・テン & 陳佳 : https://youtu.be/z6Y6l3-N5yU


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