平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
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時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

テルマエ・ロマエ

2012-06-24 18:52:05 | その他
「テルマエ・ロマエ」を観てきました。

阿部寛が演じた古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本へのタイムスリップを繰り返し、日本の銭湯、家庭風呂、ジャグジー、湯治場、おまけに温水洗浄便座などのアイデアを持ち帰ってローマ風呂に様々な工夫を取り込み、やがて名声とローマ皇帝の信頼を得るに至る、というSFの要素加えた笑えるストーリー。
中でも笑えたのは、日本人を「平たい顔族」と呼び属国の奴隷たちと思い込んだこと、そして風呂だけでなく温水洗浄便座の自動開閉や温水噴出に驚声を発し、電気で作動するところをすべて奴隷たちが見えないところで操っていると思い込んだ辺りでしょうか。

この映画、イタリアで開催された欧州最大規模のアジア映画祭「ウディネ・ファーイースト映画祭」で、マイムービーズ賞を受賞した。古代ローマ人役の阿部の演技が大受けだったらしい。
そしてやはり、上述の温水洗浄便座シーンには拍手も起き、果ては1200人収容のメーン会場に観客が入りきらず、急きょ再上映が行われるほどの大盛況だったとか。

因みにローマ人に扮した俳優は、阿部寛、市村正親、北村一輝、宍戸開らいずれも顔の濃い面々...なるほどね。

なにしろ常日頃風呂好きの日本人には当たり前と思っていることが実は様々なアイデアが盛り込まれていたのだということに気付かされましたね。
日本の風呂&トイレ文化を異文化の眼で見ることによる驚きと感嘆そしてギャップが笑いにつながる...というところでしょうか。





テルマエはギリシャ語Thermos(熱い)に由来、温泉または熱い湯を張った浴槽を意味する。
即ちテルマエ・ロマエ=ローマ風呂。

ローマ人にとって公衆浴場は社会生活の重要な一部だった。
公の施設として建設され、貧富の差を問わず誰でも利用できた。
飲食、運動、読書、商売、哲学的議論などができる場所だった。
現代の同等なものを想定するとすれば、それは図書館、美術館、ショッピングモール、バー、レストラン、ジム、温泉が複合された施設である。
・・・Wikipediaより