昨日は柿田川公園に出かけてきました。
東名沼津ICを降り国道1号線を小田原方面に向かって右側にあります。
柿田川公園には東洋一の湧水量といわれる柿田川湧水があります。
柿田川がどのようして出来たか。
今から8,500年前の富士山の爆発により大量の溶岩を噴出しました。
この溶岩は箱根山と愛鷹山にはさまれた狭い谷間を流れ、三島市やこの柿田川上流部までやってきました。
これが「三島溶岩流」と言われています。
三島溶岩流は、水を通しやすい多孔質の層で、富士山に降った雨や雪は地下水となって流下し、三島市やこの柿田川で地表に「わき水」となって現れるという訳です。
研究の結果、富士山に降った雨は約80日ほどで柿田川に到達するとのことです。
柿田川は全長約1.2kmで日本最短の一級河川です。
湧水のほとんどが富士山に降る雨や雪からなっており、長良川・四万十川とともに日本三大清流にも数えられている清流です。
“そのまま飲める”湧水の水温は15度とほぼ一定。
湧水量は日に100万トンぐらいで東洋一を誇るものです。
珍しい越年アユや渓流にいるはずのアマゴが泳ぎ、絶滅を危惧される汚染に敏感な水草ミシマバイカモ(梅花藻)も繁茂したり、緑豊かな河畔や湿地には、通常は渓谷に生息するヤマセミやカワセミ、アオハダトンボなど貴重な動植物も生息する“自然の宝庫”となっています。
この柿田川も戦後はこの水を求めいくつかの工場が建てられたことで汚染が酷くなりました。
そこで昭和40年ころ、地元有志によるトラスト運動が開始され、20年以上も掛かって懸命な努力の結果、昔の環境を取り戻したということです。
以上のことはトラスト運動に携わっておられる方の説明、公式HP、そしてWikipediaからの引用を主としています。
実際に自らの手で浄化に努められた経緯の説明はまさに説得力十分なものでした。
そしてこの柿田川の水に限りない愛着と誇りが感じられました。
この水は質量共に世界一とまで仰っていました。
ヘドロを20年にも渡って取り除く作業を続けるなんて、あなたには出来ますか?
私にはとても出来そうにありません。
その想像を絶する血のにじむ様な努力には、只頭が下がる思いです。
反面、このような自然の恵みを有難いと言いながら、環境を破壊しつつ今の楽しい消費生活をいつまでも続けたい、と願う人間は何と矛盾に満ちた生き物なのだろうと、まるで長寿と短命を両方望むような。
※長寿と自殺の両方を望むような愚か者、とはあの海原雄山が沖縄開発を目論む実業家に向かって罵った台詞です。
このようなトラスト運動を続ける方々の熱意にもかかわらず、湧水量は確実に減っているそうです。
それは富士山麓にある工場が地下水を汲み続けているからとか。
これも今はいたし方ないということなのでしょうか。
お昼はそば処“湧水亭”でそばを頂きました。
柿田川湧水で打った一味違った香り高いそばと伊豆天城の名産わさびが絶品!
そばつゆは残念ながらもうひとつ、...そばとわさびに負けてた?
5リットルほどのペットボトルを持参し汲んで来た水を沸かして淹れたお茶を飲みながらこの記事を書いています。
何かこう、雑味の無い本当にスッキリした味わいが感じられるような気がします。
画像は水が展望台から見た湧き出るところ、カワセミと思われる鳥、そして駐車場付近の寒桜。
そこで一句。
たわむれる カワセミを愛で 寒桜
相変わらずシリアスを気取った駄句でした。
東名沼津ICを降り国道1号線を小田原方面に向かって右側にあります。
柿田川公園には東洋一の湧水量といわれる柿田川湧水があります。
柿田川がどのようして出来たか。
今から8,500年前の富士山の爆発により大量の溶岩を噴出しました。
この溶岩は箱根山と愛鷹山にはさまれた狭い谷間を流れ、三島市やこの柿田川上流部までやってきました。
これが「三島溶岩流」と言われています。
三島溶岩流は、水を通しやすい多孔質の層で、富士山に降った雨や雪は地下水となって流下し、三島市やこの柿田川で地表に「わき水」となって現れるという訳です。
研究の結果、富士山に降った雨は約80日ほどで柿田川に到達するとのことです。
柿田川は全長約1.2kmで日本最短の一級河川です。
湧水のほとんどが富士山に降る雨や雪からなっており、長良川・四万十川とともに日本三大清流にも数えられている清流です。
“そのまま飲める”湧水の水温は15度とほぼ一定。
湧水量は日に100万トンぐらいで東洋一を誇るものです。
珍しい越年アユや渓流にいるはずのアマゴが泳ぎ、絶滅を危惧される汚染に敏感な水草ミシマバイカモ(梅花藻)も繁茂したり、緑豊かな河畔や湿地には、通常は渓谷に生息するヤマセミやカワセミ、アオハダトンボなど貴重な動植物も生息する“自然の宝庫”となっています。
この柿田川も戦後はこの水を求めいくつかの工場が建てられたことで汚染が酷くなりました。
そこで昭和40年ころ、地元有志によるトラスト運動が開始され、20年以上も掛かって懸命な努力の結果、昔の環境を取り戻したということです。
以上のことはトラスト運動に携わっておられる方の説明、公式HP、そしてWikipediaからの引用を主としています。
実際に自らの手で浄化に努められた経緯の説明はまさに説得力十分なものでした。
そしてこの柿田川の水に限りない愛着と誇りが感じられました。
この水は質量共に世界一とまで仰っていました。
ヘドロを20年にも渡って取り除く作業を続けるなんて、あなたには出来ますか?
私にはとても出来そうにありません。
その想像を絶する血のにじむ様な努力には、只頭が下がる思いです。
反面、このような自然の恵みを有難いと言いながら、環境を破壊しつつ今の楽しい消費生活をいつまでも続けたい、と願う人間は何と矛盾に満ちた生き物なのだろうと、まるで長寿と短命を両方望むような。
※長寿と自殺の両方を望むような愚か者、とはあの海原雄山が沖縄開発を目論む実業家に向かって罵った台詞です。
このようなトラスト運動を続ける方々の熱意にもかかわらず、湧水量は確実に減っているそうです。
それは富士山麓にある工場が地下水を汲み続けているからとか。
これも今はいたし方ないということなのでしょうか。
お昼はそば処“湧水亭”でそばを頂きました。
柿田川湧水で打った一味違った香り高いそばと伊豆天城の名産わさびが絶品!
そばつゆは残念ながらもうひとつ、...そばとわさびに負けてた?
5リットルほどのペットボトルを持参し汲んで来た水を沸かして淹れたお茶を飲みながらこの記事を書いています。
何かこう、雑味の無い本当にスッキリした味わいが感じられるような気がします。
画像は水が展望台から見た湧き出るところ、カワセミと思われる鳥、そして駐車場付近の寒桜。
そこで一句。
たわむれる カワセミを愛で 寒桜
相変わらずシリアスを気取った駄句でした。