Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

御坂山塊、黒岳登山

2012年05月21日 | 山歩き

5月19日(土)   天気=晴れ


09:00御坂峠登山口→ 10:20~30旧御坂峠→ 11:32~37黒岳→ 11:40~12:17黒岳展望台→ 12:52破風山→ 13:18新道峠→ 14:00林道出合→ 14:55大石紬伝統l工芸館前


 先週末あたりから右脇腹を痛めており一時は歩く事もままならなかったので、所属する山の会が実施する19日(土)の山行は無理かな。と危惧していたが、序々に回復して歩けるようになったので参加する事にした。集合場所の若葉駅で待っていると時間通りにチャーターバスが来た。バスが駅を出発した途端、2台の車が衝突している事故現場に遭遇、まだ事故直後のようでパトカーも来ておらず当事者達が呆然と立ち竦んでいた。
 事故で遠回りした分だけやや遅れて圏央自動車道に入る。八王子JCTから中央自動車道に入った途端再び事故渋滞に巻き込まれた。遅々としてバスは進まず時間は過ぎるばかり、相模湖ICから国道20号に降りたけれど、この道もやっぱり混んでいる。今はカーナビ情報が普及してるので抜け道・裏道のメリットが無くなった感じがする。
 結局予定より1時間程遅れて新御坂トンネル入口の脇にある御坂峠登山口に着いた。此処から旧御坂峠への登山道は数年前の秋に妻と二人で歩いて紅葉が見事だったけれど、今日の新緑も劣らずに瑞々しくて美しい。爽やかな風に吹かれてジグザグに刻まれた道を16人が列をなして登って行く。背後には樹林の合い間から白銀の富士が時折雄大な姿を覗かせている。



 
御坂峠への登山道



 1時間余で着いた旧御坂峠は展望は無いものの草原の広場があって休憩にはもってこいの場所だ。荒廃しつつある峠の茶屋が少々残念な眺めだ。峠から左に曲り黒岳を目指す。今度は左手に富士山がチラチラ見える。この稜線の道沿いも様々な木々の新緑が好ましい。風雪に耐えたブナの大木等は風格さへ窺わせる。



 
旧御坂峠



 リンドウ峠からの道が合わさると直ぐに黒岳(1793m)に到着。此処は展望が得られないので証拠の写真だけ撮って200m程離れた展望台に移動してランチタイムとなった。その名の如く展望台からは河口湖越しに弩迫力の富士山の眺めが圧巻である。私はコンロでお湯を沸かしてカップウドンとコーヒーの昼食を取る。出発前に会の垂れ幕を広げ富士山をバックに全員が記念写真を撮る。



 
黒岳山頂



 展望台から一旦黒岳に戻って左に曲り降りて行く。途中幾組かの登山グループとすれ違う。彼(女)等の殆んどは我々の会と同様に中高年世代ばかりだ。昨今中高年登山に対する風当たりは強いけれど、無理さへしなければ多くの中高年が登山で活力と生き甲斐を得るのは素晴らしい事ではないかと私は思う。



 
道沿いに立つブナの大木



 何処がピークか判らぬ程ゆったりした破風山(1674m)を越えて降れば新道峠に着く。計画では尾根道をあと1時間程進んで大石峠から下山予定だったが、出発が1時間遅れていたので、此処から下山する事になった。まだ歩き足らないという人も一部いたが、大半が早く温泉に入って休みという顔ばかりだ。



 
尾根道から白銀の富士山



 ジグザグに刻まれた道を降ると30分程で林道に降立った。岩屑が露出した林道は登山道より歩き難く女性が一人足を滑らせて転倒した。幸い擦り傷だけで歩くのに支障はなかったが、登山事故は疲れの溜まる下山時が圧倒的に多いから最後まで気が抜けない。傾斜地に点在する別荘エリアを抜けて大石の集落に着いた。多くの観光客で賑わう大石紬伝統工芸館の広い駐車場に我々のバスが待っていた。
 全員を乗せたバスは甲府盆地へ移動、石和温泉なごみの湯で山の汗と疲れを癒した。この温泉はリーダーのYさんがネットで見つけたそうだが、安くてきれいで休日なのに混雑もしておらずとても気分の良い温泉だった。帰りの車中は帰りの車中は元気のよいTさんの音頭で山の歌合戦が繰り広げられた。だが歌集が無いから大部分の人は全部歌い切る事が出来ず、尻切れトンボの歌ばかりだった。そんな楽しい時間を過ごす間に、バスは宵闇迫る出発の地へ戻った。

 

コメント
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