7月9日(月) 天気=曇り一時晴れ
08:49まだらお温泉発→ 09:27~31中間林道の登山道分岐→ 10:08尾根出合地点→ 10:22~11:04斑尾山→ 11:10~20大明神岳→ 11:26~28斑尾山→ 11:38万坂峠分岐→ 12:16~22斑尾高原駐車場→ 12:42まだらお温泉着
信州北部に位置する著名な山(妙高、黒姫、飯縄、戸隠、斑尾)5山を総称して北信5岳呼ぶそうです。この中で唯一未踏だった斑尾山へ妻と二人で出掛けてきました。AM5時半に我家を出発、平日の関越・上信自動車道は空いており8時半には、登山口のまだらお温泉駐車場に到着しました。上空は黒い雲が点在しすっきりしない空模様です。
登山口のまだらお温泉
まだらお温泉駐車場から歩き始め、最初は温泉付属のマレットゴルフ場の中を進んで行く。しばらく行くと標識があり、そこを右折して狭い林道を斑尾山目指して緩やかに登って行く。林道沿いの風景は分譲販売が失敗したらしい別荘エリアで、幾つか建物はあるものの草木が茂り荒廃しつつあるようだ。
荒廃した別荘分譲地の登り道
登る途中、2回ダートな林道に出合い、3本目の舗装された林道に出合うと、この道を左折してしばらく進む。やがて明瞭な標識があり、此処を右に曲って山頂尾根目指し一気登りの急な登山道となります。このコースは北信トレイルコースに指定され標識等も充実しているが、あまり歩かれた様子が無い。他にもっと楽なコースがあるので、そちらを利用する人が多いのかも知れない。
3本目林道から右に分岐する登山道入口
ひたすら急坂が続き気を抜くと滑りそうになる。霧の漂う樹林の中を一歩一歩ゆっくりと足を運んで行く。単調な歩行だが山と精神が一体化したような気分になり、この雰囲気はとても心地よい。妻も同じ気持ちなのか疲れも見せず黙々と追いてくる。
以外に早く山頂へ続く尾根に辿り着いた。ここから山頂までは緩やかな道が続き快調に進んで行く。10時22分斑尾山(1382m)に到着した。出発してから途中一度も休憩せず、1時間半で登った事になる。(コースタイム2時間)二人ともそれだけ登山に集中していたのだろう。山頂は小さな広場となっており、樹林に遮られて展望は望めない。一隅にひっそりと石の祠が安置されていた。
斑尾山頂
300m程離れた大明神岳は展望が良いと地図に記されていたので、食事を終えるとそちらへ足を伸ばす。山頂から6分程で着いた大明神岳は確かに展望は良さそうだが、視界の大部分は雲に奪われ、雲の合い間からチラチラと野尻湖の一部や妙高山、山麓の集落が展望できただけだった。
大明神岳から南山麓の眺め
再び山頂に戻り、北にある斑尾高原スキー場目指して降って行く。万坂峠への分岐がある小さなピークを右折すれば、その直下はもう斑尾スキー場の領域で、休眠中のリフト乗降り小屋が建っている。夏草に覆われたゲレンデをジグザグに降って行くと、眼下には斑尾のペンション群が広がり、アルプスの街並を見ているようだ。
スキー場ゲレンデから斑尾ペンション街を望む。
ゲレンデの中はワラビの群生地で、賞味時期には遅すぎるが中には食べられそうなものもある。妻に眼をむけると「先日タップリ食べたからもういい。」と言われ、何も採らずに下山する。斑尾高原の登山口となるスキー場駐車場に到着して脇に設置されている看板を見たら、「山菜を採取する人は入場料(1千円)を購入して下さい。許可無く採取した場合、現物没収、1万円の罰金」と恐ろしい事を記載している。登山を終えて高揚した気分が一寸醒めてしまった。
駐車場の片隅に折畳み自転車を残置していたので、組み立ててイザ乗ろうとしたら前輪がパンクしている。車から降ろす時は何とも無かったのに誰かにイタズラされたのだろうか。?仕方なく私一人が空身で歩いて、まだらお温泉駐車場にある車まで戻る。せっかく自転車のダウンヒルを楽しみにしていたのに残念だ。
車で登山口で待つ妻を乗せると、まだらお温泉に直行、此処は日帰り温泉で入浴料大人500円、平日のせいか人出も少なくノンビリ温泉に浸かる事ができた。此処のお湯は温泉臭さもなく単純な沸かし湯という感じだが中々雰囲気は良かった。。
温泉を出てもまだ時間が早いので、信濃の田舎道をドライブしながら我家へと戻る。来週早々新しい車(ホンダスパイク)が納車されるので、長い付き合いだったこのカローラフィルダーとも、今回が最後の長距離ドライブとなるだろう。そう思うとまだまだ元気な愛車に惜別の情が湧いてきた。でも新車が来たら何処に行こうかと、その楽しみも膨れているので悲喜こもごもの複雑な心境です。小諸ICから上信自動車道に乗り、夕刻我家へ帰着しました。