8月21日(水) 天気=雨
09:40室堂ターミナル→ 10:33~40一ノ越山荘→ 11:18~23雄山→ 11:53~58一ノ越山荘→ 12:28~13:15室堂ターミナル→ 13:50雷鳥沢キャンプ地
ケーブルカー、高原バスを乗り継いで室堂ターミナルに到着したが外は強い雨と風、出発を躊躇したが取りあえず一ノ越まで行ってみようと歩き始める。こんな荒天でも歩く人々が散見される。
50分程歩いて一ノ越山荘に到着、この時点で五色が原への縦走は無理と判断し、山荘で素泊り宿泊を申し込む。早すぎたせいか受付のオッサンに「うちは24時間営業の小屋じゃないんだけどね。」と一言嫌味を言われカチンときたが、黙って受付を済まし空身で雄山へ向かう。
一ノ越山荘
叩きつけるような雨風の中を登る何て3千m級の山では普通考えられないが、容易に登れる雄山なのでポツポツと登り降りする人がいる。40分程急登を頑張り雄山(3003m)に着いた。
雄山山頂
最高点のある神社は有料なので立入らず三角点だけ踏んで山頂を後にする。降っているうち先程のオッサンの言葉に腹がたってきた。山荘に着くと受付に居たオッサンに「迷惑かけてるようだから雷鳥沢でテント張りますよ。」とキャンセルする。私の顔色を見たオッサンは黙って5千5百円の素泊り料金を返してくれた。
一旦、室堂ターミナルまで戻り、そこの食堂で昼飯を食う。午後になって雨も上がってきた。外国人の観光客達と一緒くたになって遊歩道を歩き雷鳥沢のキャンプ場に向かう。外交では不仲なのに中国人や韓国人が多いのは一寸意外な感じ、この天候じゃ何も見えず観光客はお気の毒と言うほかない。
広々とした雷鳥沢キャンプ場にはけっこうテントが張られている。此処は一人一泊500円、2泊以上は何日でも1千円なので長逗留の人が何人もいる。その一人埼玉県羽生市から来たと言う同年輩の男性から声を掛けられた。
「薬師へ縦走するつもり」と言うと、さっきラジオで「有峰林道は大雨で通行止めになった。」と放送してたぞと教えてくれた。有峰林道を通行止めでは下山する事が不可能、この時点で縦走は諦めた。
明日天気が悪くなければ立山辺りを歩こうかと思いつつテントの夜を過ごす。夕暮れ時に一際大粒の雨が降り、隣の家族連れの娘さんがキャアキャア悲鳴を上げていた。