9月16日(火)
5日ぶりに遺跡発掘作業現場へ顔を出すと作業員の数が倍増していた。勤務4日目にして早くも多くの後輩が出来た訳である。今は30名程の作業員だが、最終的には200名の規模になるらしい。
新人さんは殆どが中高年で僅かに女性も居る。そして大半が遺跡発掘は初体験のようだ。ここの現場はガチンコの溝掘り土方作業だから、古代のロマンに思いを馳せて何てノンビリムードで来た人は、意外な重労働にシンドイ思いをするかも知れない。
関越道沿いにある現場は広々とした平坦な場所で、以前は田畑があったそうだ。不思議に思うのは、近くに流れる小川より明らかに標高が高い土地なのに、僅か70~80㎝掘っただけで水がジワジワと浸み出してくる。
見た目は何の変哲もない土壌なのに、この水は一体何処から来るのだろう。眼に見えぬ毛細血管のような水脈が巡らされているのだろうか。ちょっとした自然の不可思議と言う他はない。