9月13日(土)
偽善者ぶって言う訳じゃないが、最近一番腹立たしかったのは、川越市で起きた全盲の女子生徒に対する傷害事件だ。その前には盲導犬に対する傷害もあった。世の中には何と卑劣下劣な人間のクズがいるものかと怒りが収まらない。
私は以前視覚障害者の伴走等サポート支援をした事もあり、知合いもいるので視覚障害者が日常生活を送る上での困難を多少は察知している。そして障害を克服して一般社会で頑張る彼(女)等を知り、その姿に深い感銘も受けた。
こういう事件が起きると、テレビのコメンテーター等が「現代社会のひずみがどうのこうの・・・」と社会問題のように発言するが、こんな卑劣な輩は昔から居た。イヤ昔の方が「オシ、メクラ、ツンボ」等の差別用語が当り前のように使われ、酷かったのではないだろうか。
何時の世でも法則のように一定の比率でこんな人間の屑が居るものだ。しかしそれ以上の比率で、困った人を見たら助けずにはいられない博愛の心根を持つ人も居るのだ。実際に幾度かの東北ボランティア体験で、そんな素晴らしき人々の存在を知った。
法治国家「日本」の骨幹を成すのは日本国憲法で、これが完全無欠の法律か私には判別しかねるけれど、博愛の精神が無ければ健全な国家は成り立たないし、日本がそういう優しい平和な国であって欲しいと願う。