Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

木曽の御嶽山の大噴火

2014年09月30日 | 山歩き

 9月30日(火)

 先週の土曜日は天気も良く、お昼前に御嶽山山頂付近に居た人々は登山の醍醐味を満喫し心弾んでいた事であろう。まさか大噴火に遭遇し我が身が災難に襲われるとは露一つも思わなかったに違いない。

 木曽の御嶽山と言えば昔から信仰の山として人々に親しまれ、今生・来世の幸せを願って登る山だ。それが突然の大噴火で生き地獄と化し、多くの人々の命を奪うとは何たる皮肉であろうか。

 御嶽山には私も二度登っている。最初は40年近く前の正月にテントを担いで一人で山頂を踏んだ。誰も居ない純白の御嶽山は神々しい程美しく、白い噴煙が噴出していたのを覚えている。

 二回目は6年前の紅葉時期に妻と二人で登った。大勢の登山者で賑わう剣ヶ峰山頂からは直下に見える日本一高所の池、エメラルドグリーンに輝く二の池の美しさと、山頂から南西方向へ一気に崩れ落ちる地獄谷の荒々しさに目を奪われた。

 今回はその名の如く地獄谷から噴火が発生したようだ。時期が異なっていれば我々夫婦に降りかかったかも知れぬ災難、それを思うと背筋が寒くなる。自然とは美しくもあるが過酷なものでもある。それを肝に銘じて山に向かわねばと考えさせられた。

 平成20年秋の御嶽山頂

 同 山頂から見る地獄谷

 噴火後の御嶽山頂

コメント
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