9月20日(土)
今日は所属する山の会の月例山行で浅間山へ行く予定だったが悪天予報で中止になった為、久し振りに映画館へ出掛けた。観たかったのは周防正行監督の「舞妓はレディ」という映画です。彼の作品は「シャル・ウイ・ダンス」、「それでも僕はやってない。」、「終の信託」等全てストーリーが面白くて問題提議もあり、今私が一番好きな映画監督です。
今回の「舞妓はレディ」は、有名なミュージカル映画「マイフェアレディ」と似た題名で、その影響なのか歌や踊りありのミュージカル仕立てで、一風変わった作品です。
内容は津軽から来た方言丸出しの田舎娘(上白石萌音)が、舞妓さんに憧れ散々苦労の末周りの人々の助けを受けながら舞妓さんになるまでのサクセスストーリーです。
出演者は芸達者の役者さんが勢揃い、藤純子や竹中直人、渡辺えり子までミュージカル風に歌っていたのはチョット違和感を感じたけれど、ほのぼのとした暖かい映画に仕上がっていました。
何より良かったのは主演の上白石萌音さんで、オドオドした田舎娘がピタリとハマり役、幼気な姿に頑張れと熱いエールで応援したくなる。苦労の末舞妓さんになったところでジ・エンドとなるのだが、可愛い舞妓の晴れ姿に、胸がキュンとして親でも無いのに思わず目頭を濡らしてしまった。
歳を取ると何事にも感性が鈍ると言われるけれど、最近映画やドキュメンタリーのちょっとしたシーンで涙脆くなったのは何故なんだろう。単純に目ん玉のパッキンが老化現象で緩んできただけ何だろうか?
主演の上白石萌音さん