7月28日(木)
テロとは無縁平和ボケの日本で、障害者の大量殺戮という前代未聞の大事件が起きた。何故犯行を未然に防げなかったのかという声も聞くが、関係者を責めるのは酷ではなかろうか。思想言論の自由を認めた我国に於いて「危険な考えの持ち主」というだけでその者を拘束できず、それをやれば人権侵害になってしまう。まるで性質の悪いガンみたいな異分子を排除できない民主主義の限界というか無力を、こんな理不尽な事件が起きる度に思ってしまう。
じゃ逆に官憲が危険と判断したら誰でも拘束できる強権国家が良いかと言えばそれはそれでもっと困る。犯人の植松容疑者は「世の中の役に立たない障害者は抹殺すべき。」と主張してるようだが、ここが北朝鮮国で私が金正恩なら、「世の中を不安に陥れるこんな極悪人どもは、即刻無慈悲に処刑しろ。」と命令を出すところだ。こんな時マッコト民主主義とは歯がゆいものである。
ところで明日南アルプスへ行って来ます。雄大な聖岳~赤石岳の山稜を久々にテント担いでの縦走だが、何しろ70歳間近の老齢なので身体が持つか若干心配だ。
聖岳
赤石岳