7月24日(日)
西日本の梅雨は明けたが、関東地方はスッキリしない空模様が続く。一昨日も朝から雨でテニスやジョギングをする事が出来なかった。新聞販売店から貰った「古代ギリシャ展」のチケットが期限切れ間近だったので、開催されている上野の国立博物館へと出掛ける事にした。
上野駅を出て国立西洋美術館前を通ると沢山の人が入口で写真を撮っていた。此処は先日「世界文化遺産」に登録されたので、俄か人気が高まっているのだろう。素人眼にみれば何の変哲も無いビルで、むしろ国立博物館本館の方が風格と重みがあるようにおもうのだが・・・まあどうでもイイか。
国立西洋美術館
国立博物館本館
古代ギリシャ展は国立博物館内の平成館で開催されていた。雨天のせいか今日はそれ程の人出は無い。「古代ギリシャ・時空を超えた旅」というのが展覧会のテーマで、紀元前6800年からローマ時代までの300点を越える貴重な品々が展示されていた。
国立博物館平成館
展示品は大理石の彫刻が多く、明るくカラッとした雰囲気でエーゲ海の気候を思わせる。(行った事も無いのによく言うよ。)又、金銀細工の装飾品も数多く展示され、会場をよりきらびやかなものにしていた。
そう言えば昔の日本も「黄金の国ジパング」と呼ばれていたそうだが、複雑な地形で多数の島々があり火山や地震の多い事など、何処か日本と似た地勢の国でもあると感じた。
広い館内の全ての展示品を観終えるのに1時間半を要した。大して歩いた訳でも無いのに脚が重い。フーッ芸術鑑賞とは疲れるもんである。古代ギリシャの息吹を目一杯浴びて国立博物館を後にした。
帰宅途中、喉の渇きを覚えたので、池袋駅西口ロマンス通り飲み屋街に在る地下1階の値段の安そうな薄汚れた居酒屋に立寄った。古代ギリシャのロマンも悪くはないが、団塊世代の淋しいジジイには昭和のロマンが漂う池袋西口飲み屋街の方が正直居心地がよかった。