Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

南アルプス、烏帽子岳~塩見岳登山詳細(1日目)

2016年07月07日 | 山歩き

7月5日(火)     天気=晴れ後一時雨

08:41鳥倉林道ゲート→ 09:23鳥倉登山口→ 10:26~37豊口山コル→ 11:15~18水場→ 11:41~47塩川コース分岐→ 12:08~17三伏峠小屋→ 12:48~50烏帽子岳→ 13:18三伏峠小屋

 

 早朝3時過ぎに起床して、4時5分前には圏央鶴ヶ島インターから圏央道に入った。4時前だと深夜割引で高速料金が3割安くなる。「早起きは2千円のトク」である。中央道、松川インターで降りると小渋川沿いに遡り大鹿村の豊倉林道ゲートには8時半頃到着した。ゲート前には広い駐車場と水洗トイレがあり、既に20台以上の車が停まっていた。

 豊倉林道ゲート前駐車場

 ここからゲート脇を抜けて、豊口山の山腹を巻く舗装された豊倉林道を歩いて行く。道沿いからは以前しらびそ峠から妻と二人で登った奥茶臼山が右手に前茶臼山を従えてクッキリと見える。40分程歩いて鳥倉登山口に着いた。ここにはバス停もあり、夏休み期間中はバスがここまで運行するようだ。

 舗装された豊倉林道を40分ほど歩く。

 林道から奥茶臼山方面

 鳥倉登山口

  ここから登山道が始まる。豊口山の山腹沿いに樹林帯の緩やかな登りが続く。一箇所ガレ場の脇を通過するが危険という程も無く登山口から1時間程で豊口山と南アルプス主脈を繋ぐ尾根上のコルに着いた。

 シダに覆われた樹林帯の登山道

 ガレ場の脇を通過

 豊口山コル(三伏峠へは右へ向かう)

 コルからは主脈へ延びる尾根の北側斜面のトラバース道になる。この道はガレ場が多くて随所に丸太の桟橋があり、それが前日の雨で濡れているから滑りそうだ。雨が降るとこのトラバース道は一寸難渋する。

 ガレ場に架かる丸太の桟橋

 豊口コルと塩川コース分岐の中間地点に、清冽な水が流れる「ほとけの水場」があった。豊倉コース唯一の貴重な水場で、実に美味い水で喉の渇きを癒してくれる。豊口コルから約1時間10分で塩川コースが左から合流した。昔は塩川コースが塩見岳登山のメインコースで、私も夏冬合わせて4~5回この道を歩いている。しかし今はアプローチの林道が崩壊して通行止めになっている。そのうち廃道になってしまうのでと少し淋しい気持ちになる。

 ほとけの水場

 塩川コース分岐(黄色のロープで入口が遮断されている。)

 塩川コース分岐から三伏峠まではジグザグの快適な道、20分程の歩きで三伏峠小屋に着いた。前回この峠に来たのは30年前、小屋は新館が新たに建てられている。感じの良いオネーさんが受付にいて宿泊の手続きをする。一泊2食付で¥8500円は、北アルプスの小屋より5百円~1千円安い。

 三伏峠小屋本館入口

 妻は明日に備えて小屋で休養すると言うので、私は時間も早い事だし空身で烏帽子岳へ向かう。烏帽子まで地図のコースタイムが55分となっていたから楽勝と思われたが意外と遠かった。それに灰色の雲がドンドン厚みを増して今にも雨が降りそうなので気が焦る。小屋から30分程で着いた烏帽子岳(2726m)の山頂は案の定すっぽりとガスに覆われ何にも見えぬ。写真を撮っただけでソソクサと山頂を後に小屋へと戻る。

 烏帽子岳へ向かう登山道

 烏帽子岳山頂

 今宵の宿泊客は20名程で、半数は今日塩見岳を登って来た人で、あとの半数が明日塩見岳へ向かう人だ。小屋の夕食はボリューム満点で大変美味しかった。星空を見たかったが午後以降小屋はズッとガスに包まれ、夕刻には激しい夕立があった。明日の好天を祈って午後7時過ぎに就寝する。

コメント
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