Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

忖度(ソンタク)してどこが悪い。

2017年06月11日 | 日記

 6月11日(日)

 以前は聞いた事も無かった「忖度」という言葉が最近頻繁に使われ、ひょっとしたら今年の流行語大賞との噂もあるほどだ。その「忖度」マスコミの報道から推察すると「エライ人の意向を酌んで、依怙贔屓する。あるいはズルをする。」何て悪い意味合いの言葉として使われているようだ。

 だが辞書で「忖度」を繙けば「他人の心中をおしはかる事」と書いてあり、これ自体そんなに悪い言葉では無いように思える。というか私が現役で働いていた頃、上司や先輩からよく言われた「気が利かないなあ」、「もっと気を配れよ。」、「空気を読めよ。」、「上司の意図を察しろよ。」、「言われてやるのは誰でもできる。」等々の小言叱責は、これ全て忖度ではなかったか。

 要領悪く「忖度」できない私は上司の評価も低く、出世とは無縁の人生だった。つまり日本の職場では「忖度」できる奴=仕事ができる奴と言っても過言ではないのだ。

一流大学出身の超エリート、文科省官僚の方々は当然仕事もおできになるだろう。今回の一連騒動にあたっても、持てる「忖度」の才覚を存分に発揮されたに違いない。

 それを感謝されるどころか「お前忖度しただろう。」と非難される何て、「そりゃ話が違うじゃないか。」と、文科省官僚の方々は怒りと戸惑いを覚えておられるのではなかろうか。

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