Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

信州、根子岳~四阿山登山

2017年06月23日 | 山歩き

6月22日(木)    天気=曇り後晴れ

 

08:24菅平牧場登山口→ 09:14~20根子岳まで800m地点→ 10:06~29根子岳→ 11:33~40小四阿分岐→ 11:53~12:25四阿山→ 11:34小四阿分岐→ 13:14小四阿→ 14:05菅平牧場登山口

 

 先日、岳友Fさんから「休みが取れたので、一緒に四阿山登山いかがですか。」とメールが届いた。Fさんと私は若い頃に冬の八ヶ岳や西穂高、中央アルプス等一緒に登った山仲間で彼は私より10歳年下だ。忙しい営業職で中々山へ行けなかった彼も定年前でようやく休暇が貰えたらしい。

 登山前夜は登山口に程近い菅平高原の「自然回帰線」という変わった名のロッジにF夫妻と三男のY君、我々夫婦で泊った。今朝は朝食を済ました後、登山口へと向かう。根子岳・四阿山の登山口は菅平高原牧場の中にあり200円の入場料を徴収される。

 出発前、ロッジ「自然回帰線」玄関にて

 菅平牧場駐車場

 8時半頃根子岳に向かって歩き始めるが、昨日の低気圧の影響か吹く風が身震いするほど冷たい。牧場の中をしばらく登ると東屋のある展望台に着く。眼下に菅平高原が広がり信州の高峰がグルリと見渡せる。

 牧場内の登山道

 東屋の展望台から菅平高原

 展望台付近から標高1800m地点位までツツジの花が満開で見事に咲き誇っている。展望台を過ぎると笹原と樹林の登山道になる。緩やかな道なので歩き易い。天気は回復傾向で風は治まり陽射しも出てきた。「根子岳まで0.8キロ」の標識を過ぎると森林限界を越え、たおやかな笹原の中に続く道を登って、登山口から1時間40分で根子岳(2207m)に着いた。若いY君は実に身軽で、口笛を吹きそうな余裕だ。

 根子岳まで0.8キロ地点

 森林限界を抜ける。

 山頂まで0.5キロ地点

 山頂からの眺めは素晴らしく、北アルプスが端から端まで横たわり、八ヶ岳や南アルプス、浅間山遠くには富士山まで望む事ができた。山頂での小休憩を終えると東隣の四阿山へ向う。

 根子岳に到着(遠くに北アルプスの稜線が見える)

 根子岳山頂

 四阿山へは鞍部の笹原まで標高差200mほど降り、四阿山に向けて300余登り返す。降りは快適だったが登りは急登の連続で、妻は息切れして随分辛い登りになったようだ。

 鞍部へ向かう途中の大岩(右側を巻く)

 鞍部への降り

 鞍部から四阿山への登りに入る。

 40分程の急登を凌ぐと小四阿ピークを経由する登山道と合流し、そこから四阿山までは僅かな距離で緩やかな道を辿って日本百名山の一つ、四阿山(2354m)に到着した。

 登山道合流地点

 四阿山山頂が見えてきた。

 この山頂からの展望も見事で、根子岳では見えなかった白根山等志賀高原の山々も望まれた。浅間山も随分近く見え火口から盛んに噴煙を上げてあり、一度「ポン」と聞こえたのは噴火の衝撃音だったような気がする。

 四阿山山頂

 山頂から志賀高原方面

 山頂から根子岳

 山頂でのランチタイムを終えて下山は中四阿ピーク~小四阿ピーク経由の道を降る。この道は実に緩やかで気分の良い道だ。上半部では四阿山や根子岳の眺めが良く、樹林帯に入るとツツジの花々が艶やかに咲いている。

 下山途中「ポン」という音が聞こえ浅間山から噴煙の上がるのが見えた。

 小四阿経由で下山する尾根道

 小四阿から四阿山方面

 下山道沿いではツツジが満開

 沢を渡ると菅平牧場もわずか

 四阿山から1時間40分程で登山口の菅平牧場に戻って来た。登る時は気付かなかったが、牧場内には乳牛の他に羊やウサギ等も飼われており、自然動物園みたいで中々楽しい所だ。売店で売ってたソフトクリームは牧場で生産された物では無く大して美味く無かった。

 牧場に戻って来た。

 牧場のウサギ達

 同じく羊

 登山口でFさんの車に乗り込むと、何処にも寄る事無く高速道路をひた走り夕刻前には我が家へ戻り着く事ができた。実を言うと私、前日に己のミスでアクシデントを起し登山する気分では無かったのだが、美しい風景や花々を眺めて随分気持ちが癒された。今日山歩きして本当に良かったなあと実感、座を和やかにしてくれたY君そしてFご夫妻、一緒に登ってくれてありがとうございました。

 

コメント (4)
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