浅間山は富士山や男体山と共に、関東平野からその雄大な山容を眺める事のできる名峰です。又現在も活発な活動を続ける活火山の為、最高地点の釜山山頂付近は立入禁止区域になっており、立入可能な外輪山の前掛山が山頂とみなされています。
最初に浅間山を登ったのは、今から45年前の昭和53年10月の事でした。前日に上野駅発の信越線夜行列車に乗り、早朝信濃追分駅から一人で浅間山に向って長々と続く登山道を歩き始めました。(この道は現在廃道となっているようです)
ところが前掛山直下の湯ノ平高原まで登って来ると、「通行禁止」の標識で山頂への道が閉ざされています。強行突破する勇気は無く、やむを得ず湯ノ平高原から外輪山の鋸岳~蛇骨岳~黒斑山を縦走して車坂峠へ下山しました。定かでありませんが、その時親切な方がいて、峠から私を車に乗せて下界の駅まで送っていただいたような記憶があります。
昭和53年10月23日(月)
信濃追分駅~湯ノ平高原~鋸岳~蛇骨岳~黒斑山~車坂峠
山麓の草原を登って行く
石尊山?から浅間山南面
湯ノ平高原からトーミの頭方面
トーミの頭山頂?
トーミの頭から仙人岳方面
トーミの頭から湯ノ平高原
2回目に登ったのは昭和61年の10月でした。この時は我々夫婦を含めた山岳会の仲間7名で、車坂峠から浅間山を目指しました。山頂のお釜一帯は立入禁止のはずでしたが、大勢で登った勢いで初めて浅間山噴火口縁の最高地点まで登りました。
辺りは亜硫酸ガスの臭気が漂い火口の中は凄惨な眺めで、あまり長居はしたくない雰囲気でした。でも途中の湯ノ平高原では野生のブルーベリーやカラ松茸を見つけ、それを採取したりして楽しい山行であった事を覚えています。
昭和61年10月10日(金)
車坂峠~湯ノ平高原~浅間山~湯ノ平高原~車坂峠
トーミの頭山頂
山頂から浅間山
山頂から鋸岳方面
浅間山への登りから外輪山
浅間山噴火口の最高地点に向かう
噴火口縁の最高地点
噴火口内の眺め
3回目は平成25年7月28日(日)に、妻と二人で浅間山南山麓のあさま山荘から前掛山を往復しました。その時も私一人で噴火口を目指したのですが、ガスで視界が効かず途中で引きかえしました。
尚、山行の詳細は下記をクリックしてご覧ください。
最後にツービートのパクリで・・「浅間山、皆で登れば恐くない」・・良い子の皆さんはマネしないように。