4月7日(日) 天気=曇り時々晴れ
07:57森河原バス停→ 08:24登山道分岐→ 09:17穴沢峠→ 09:30~10:07子ノ権現→ 10:15穴沢峠→ 10:41~47豆口峠→ 10:57~11:07豆口山→ 11:26~12:04竹寺→ 12:12~17鐘撞堂→ 12:54~59仁田山→ 13:11仁田山峠→ 13:47さわらびの湯
野山は花が満開で、いよいよ春山シーズンの到来です。暖かな陽気に誘われて、妻と二人で奥武蔵の山へ出掛けました。向かったのは、子の権現から竹寺へ続く人気の尾根コースです。
朝食後我が家を出発し、一般道を走って有間ダム直下の日帰り温泉「さわらびの湯」駐車場に車を停める。ここから名郷行きのバスに乗り替え、10分ほどで着いた森河原バス停に下車して、ここからハイキングの始まりです。
さわらびの湯近くのバス停から名郷行きのバスに乗る
森河原バス停で下車
今朝は初夏のような蒸し暑さで、天目指峠へ向かう車道を歩いているとたちまち汗が滲み出る。30分程歩くと、右手に分岐する林道があり、これが穴沢峠に向かう登山道だろうと推測し、この道へ入る。
車道から右に分岐する林道に入る
荒れた林道をしばらく進むと、道が陥没しており、その先から沢沿いの薄い踏み跡に変わった。この沢道も廃れており、このまま整備しなければ廃道化するんじゃないだろうか。
荒れた林道を進んで行く
標識も無くハッキリしない沢沿いの道
沢から外れると又踏み跡がはっきりして、車道分岐から約50分で関東ふれあいの道が通る穴沢峠へ着いた。峠から整備された登山道を10分程歩いて、奥武蔵の名跡、子の権現天龍寺に到着した。
穴沢峠
子の権現前門の仁王像
子の権現は足腰のご利益がある神様なので、「末永く健脚でありますように」と本殿で祈願した後、30分程コーヒーブレイクを楽しむ。休憩を終えると、再び穴沢峠へ戻り、竹寺へ向かう尾根道を進んで行く。樹林帯の道はよく整備されており、快適に歩いて行ける。
子の権現本殿
本殿前の巨大鉄製わらじ
穴沢峠から30分足らずで大きな看板が立つ豆口峠へ着き、ここから関東ふれあいの道を離れ豆口山へ向かう踏み跡薄い尾根道へ入る。峠から約10分で小さな山頂標識が在る豆口山(629m)へ着いた。
気持ちの良い樹林帯の尾根道
豆口峠
豆口山へ向かう尾根道
樹林に囲まれて展望ゼロの山頂だが、静かな雰囲気が居心地よい。豆口山から尾根道をしばらく進んで行くと、再び関東ふれあいの道と合流し、その先で道が二手に分かれていた。右は鐘撞堂へ向かう尾根道で、我々は左手の竹寺へ向かうトラバース道を緩やかに降って行く。
豆口山山頂
降り着いた竹寺は、山中に在るとは思えぬ程立派なお寺です。名前のとおり竹林があり、ミツマタやしだれ桜などいろんな花々が咲いて、まるで桃源郷のように美しい所です。
竹寺本堂
本堂下の輪がある鳥居
竹寺の竹林
境内のしだれ桜
お寺の休憩所には食堂が在り、焼団子を注文して、お昼代りに食べる。お団子を食べ終えエネルギーを満たしたところで、竹寺を出発する。急坂を10分足らず登ると立派な鐘撞堂が建つピークで、展望も聞いて名栗街道沿いの集落を望む事ができます。
竹寺、かやぶき屋根の売店
ピークに建つ鐘撞堂
鐘撞堂から山麓の巨大観音菩薩像が見えた
鐘撞堂ピークから急坂を降ると小殿橋バス停へ降る道が右へ分岐していたが、そのまま直進し、仁田山へ向かう尾根道に入る。尾根には高圧電線鉄塔が点々と建っており、電線下に続く道を歩いて鐘撞堂から約40分で仁田山下の鉄塔に着いた。
尾根道の伐採地から山麓集落の眺め(左の白い像が巨大観音菩薩像)
高圧電線下の馬酔木の群落(独特の香りがする)
ここから急坂を10分余降ると舗装された林道が通じる仁田山峠で、峠からは林道を緩やかに降って行く。しばらく降って行くと、道沿いは見事な桜並木が広がっていた。満開の桜の下を気分は福山雅治の「桜坂」で、リズミカルに降って行く。
仁田山峠に降り立つ
林道から歩いて来た尾根を仰ぎ見る
満開の桜の下を降る
やがて名栗街道の川又バス停付近に降り立ち、名栗川に架かる橋を渡って「さわらびの湯」駐車場へ戻って来た。お昼過ぎの温泉は大勢の人で賑わっており、我々もさっそくお風呂に浸かって、山の汗と疲れを流した。
名栗川に架かる橋を渡る
日帰り温泉「さわらびの湯」
今日は初夏のような暖かさで暑さが少々身体に堪えたが、春山の優しい自然を満喫する事ができて、充実の山歩きでした。最後の締めは温泉で「ハア~、いい湯だなハハン・・」、だからハイキングはやめられない。