曇りのち雨。最低気温4.9℃、最高気温10.4℃。
今日から12月。気温は高めで推移していた。午後近くから雨が降り始めたが、雪にならずに夜を迎え、積雪のない12月初日となっている。本日付北海道新聞日刊紙の札幌圏の紙面にぶんちゃnミニ知識というコラムがあり、「つららが軒下に発生したら根雪になることが多い」という見出しに目が止まった。
これは空知管内旧栗沢町(現岩見沢市)に伝わることわざだという。北海道日本海側で積雪が解けきらず根雪となる時季の目安として、つららが注目されている。屋根の雪が解けたり凍ったりを繰り返して成長するつららは、日中の気温が高すぎると解け落ちてしまうので、日中の気温がそこまで上がらなくなることが条件となる。この条件下では雪も解けきらずに根雪にもなるということだろう。
明日からは雪の予報がでていて、この辺りも「雪の降る街」になることと思う。根雪はその先になる。このコラムによると、札幌の根雪初日は平年12月4日とのこと。危ないことを隠しておいて大丈夫だと言われても不安が募る今日この頃。昔話の「あとかくしの雪」のように、自分のためではなくお腹をすかせた旅人のために犯した罪をそっと隠してくれた雪は別として、雪に心があるならば、いましばらくは全てを覆い尽くす根雪となるのを思いとどまってほしいものだ。