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先日の松永俊之氏による「人生七転び八起き」のお話を伺って、なるほどと思ったことがたくさんありました。
今日はその中のいくつかを、自分に引きよせるために、ここに記しておこうと思います。
今、日本の人口は約1億2千5百万人で、65歳以上は3千万人以上。その中の5.5人に一人が認知症とのことです。
自分がなりたくてなるわけではないのが病なのですが、認知症の悲しさの一つは自覚できないまま少しずつ記憶や行動に支障が出てくることなのではないでしょうか。
年を重ねても元気な高齢者の方を見ていると、自分もそうでありたいと願いたくなります。
そのコツのようなものを数パターン教えていただきました。
〈その1〉
一読・読むこと。例えば新聞のコラムなどを。
十笑・笑うこと。そうすることで会話が生まれることも含めて。
百吸・百回呼吸するという意味で、脈拍を整える。運動をすることだそう。
千字・文字を書く・物を書く
万歩・一日に1万歩歩くこと。今は6000歩でも可と。
〈その2〉
カ・感動すること。
キ・興味を示す。
ク・工夫をする。
ケ・健康を気遣う。
コ・好奇心を忘れない。恋心を忘れない。
〈その3〉
1・手帳を持つこと。
2・名刺を持つこと。肩書は何でもよいとか。手作りでとも。
3・腹六分目。
4・歩くこと。
そして、〈その4〉は二代目市川左団次さんの「今できないことは十年たってもできまい。思いついたことはすぐやろうじゃないか(むずかしい演技を実行にうつすときに) 」という言葉です。とても印象に残りました。
二代目市川左団次さんは明治13年に生まれ、昭和15年に亡くなっています。歌舞伎役者として活動するだけではなく、小山内薫と自由演劇を創立したり、ソ連で史上初の歌舞伎海外公演をしたりと破格な方だったようです。
以上、書いてきましたが、これも普通の生活ができることが前提となることかと思っています。
九州では今日も地震が頻発し、被害が拡大しているようです。被災地の皆様に一日も早く心休まる時がもどることを願っております。