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「だまし絵」で有名な「エッシャーの世界」展を見に、芸術の森美術館へ家人と出かけてきました。
久しぶりの芸術の森美術館は紅葉が始まっていました。秋の日差しを受けて輝く樹木や池の水面。
爽やかな風を感じながら美術館へ。
エッシャーの最初期の作品からだまし絵と称される不可能な遠近法による作品と、他に、作品が生まれる過程で描かれたデッサンや習作も展示されていました。緻密で端正で不可思議な作品の数々。
オランダに生まれたマウリッツ・コルネリス・エッシャー。当初、建築家を目指すも、恩師となるサミュエル・イェッスルン・ド・メスキータと出会い、絵の才能を見出されて版画の手ほどきを受け、版画家への道を歩むことになります。
この展覧会では今まであまり公開されなかったという恩師メスキータ―の作品も約17点ほど展示されていました。彼はユダヤ人であったがために、ナチスに捉えられて不遇な最期を遂げることが解説に記されていました。
エッシャーの言葉のいくつかも展示されていました。「・・・」も含めてすべてそのままを。
「私は、ごく小さなものに喜びを感じたい・・・・そして、その小さな、なんでもないものが、どれほど大きなものか認識するために、ここではできるだけありのままに描こうとしている。」
「私が伝えたいものはみな、実にすばらしく、また純粋である」
北海道新聞のコラム