透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「違いではなく、共通点に目を向ければ」という言葉

2016-12-22 22:55:41 | 日記

曇りのち雪。最低気温-3.4℃、最高気温0.5℃。

細かな雪がコツコツ降り積もり、散歩に出かける前とその後の2回、除雪をすることになりました。

雪が降り積もった松の木はどれもクスリマスツリーのように見えます。これは大沢口附近のものです。クリスマスが近づいてきました。クリスマスは心が優しくなれる数少ないイベントだと思います。

昨日、「「猫のしっぽカエルの手」という番組にくぎ付けになりました。イギリスから来日して45年、京都・大原での生活が20年目を迎えたベニシアさんという女性の暮らしぶりを伝える番組です。

今までもたびたび見ることがあった番組でした。

この番組の中で、刺繍についての解説があり、そこで流れていたテロップの言葉に、目が離せなくなったのです。

驚くべきことに刺繍は世界各地で同時期に発展を遂げたようです。人間は違う文化の下に生まれてもみんな同じ体験をするのです。暑い、寒い、お腹がすいた、疲れた・・・・・・。違いではなく共通点に目を向ければ、それぞれが心の奥の部分では同じであることが分かるでしょう。

 

本当にその通りだと思います。それなのになぜこうも胸が痛むことばかりが報道されるのでしょう。いや、報道されない重要なことがたくさん隠されているのかもしれません。

クリスマスが持っている平穏で暖かな世界を夢見させてくれる力で、いっときでもみんなが安らげることをと願ってしまいます。根拠を問われるといささか戸惑うばかりですが。

金子みすゞさんの童謡に「みんなちがって、みんないい」とあるように、落ち着いて相手の真意を分かろうとする誠意をお互いに持てたならばわずかでも希望が持てるのにと思いました。

コメント
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