透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

コスモスの詩

2020-09-14 19:38:19 | 日記

曇り時々雨。最低気温12.7℃、最高気温18.8℃。

我家や周辺の家々の庭にコスモスが揺れている。少し離れた道端にも色とりどりのコスモスが秋の日差しを浴びていた。

 優し気なコスモスは、実際は芯がしっかりしていることに気づいたのはいつだったろう。

今日はそんなコスモスの詩を。

 

コスモス  まど・みちお

 

どうも はなびらたちが

はばひろすぎる とおもったら

たったの8まいなのだ

はなびらのかずが

どんないろのコスモスも みんな

 

タンポポほどではないにしても

キクのなかまだから もっと

いっぱいだとばかり おもってたのに

ひょうしぬけして きやすくなり

やあ!とこえかけてみて

はっときがつく

 

その8まい一くみたちは

みんな てのひらなのだった

あのそらを よんでるのだった

いじらしくなり おうえんしたくなり

一しょによんでやった

―ヤッホー ヤッホー・・・

コメント
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