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江別市セラミックアートセンターにて開催の「瀬戸焼~受け継がれる千年の技と美~」展へ。
中学生の頃、教科書で習った瀬戸市のせともの。地名から名付けられたということが北海道の田舎町で育った私には印象的でした。
千年余りのやきものの歴史と伝統があるという愛知県瀬戸市。これまで、陶器と磁器を生産する窯業地として日本のやきもの界をリードしてきたそうです。
この「瀬戸焼」展では瀬戸蔵ミュージアムと瀬戸市美術館が所蔵する1万点以上の作品群から寄りすぐりの作品が各章ごとに展示されているとのことで、順に見学してきました。
1瀬戸焼のはじまりと展開
2瀬戸焼の多様化
3磁器生産の開始を海外への進出
4職人から陶芸作家へ
5産業化と受け継がれる技
特に印象に残ったのは、平安時代(11世紀中期)の「灰釉縄手付瓶」(重要有形民俗文化財)と「アン王女」(テーケー名古屋人形製陶株式会社平成3年〈1991〉)です。
時代を超えて受け継がれてきた技と美しさの妙に見入ることができ、コロナ禍にあって心和むひとときとなりました。