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「さっぽろあしり座」による北海道発・新作人形浄瑠璃「大黒屋光太夫ロシア漂流記」全5段が通しで上演されました。鎖国が続いていた江戸時代、嵐で難波してロシア帝国の属領の島に漂着した後、困難を幾度も乗り越え、およそ10年の歳月をかけて帰国を果たすことになった大黒屋光太夫と仲間たちの数奇な奮闘記です。
13時半開演で途中休憩を挟んで、17時頃終了。人形の語りや所作の細やかさ、邦楽の味わい深さ 舞台を彩るセットも精緻でと記憶に残る素晴らしい公演でした。
会場となった札幌市教育文化会館大ホールは座席数を減らすなどのコロナ対策を講じた上でですが、ほぼ満席。上演終了後は感動的な舞台を創り上げた皆さんへの感謝とねぎらいの暖かい拍手が送られました。