透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

江別市の榎本公園へ

2020-06-22 19:49:34 | 日記

曇り時々雨。最低気温13.6℃、最高気温17.4℃。

午後から市内の榎本公園へ。公園の名称は、榎本武揚が開拓使から払い下げを受けて農場経営を行わせたことに由来するそうです。

史跡 対雁番屋・駅逓 標柱が入り口付近にありました。

榎本公園一帯はかつて、豊平川が石狩川と合流する水運の要衝であり、「津石狩(ついしかり)」と呼ばれた江別発祥の地。地名の表記は「対雁」へと変わり、番屋が設けられました。

しかし、鉄道が敷設されると、石狩川の交通手段としての重要性が薄れ、集落は移転することになり、この地は寂れることに。

また豊平川も改修工事により流れを変え、残された旧水路は「世田豊平川」として公園の脇を流れるようになったとのこと。

石組みの円柱の上に設置された榎本武揚像は道産子と思われる馬に乗っています。制作者は著名な佐藤忠良。

奥に存在感を示している対雁百年碑は1871年(明治4年)に宮城県からの入植者たちによって対雁村が開かれて以来100年が経過したことを記念して、1971年(昭和46年)に建立されました。

この碑の中には、かつてこの地に建っていた対雁神社の神体である自然石が埋め込まれているそうです。

なお、対雁神社の額は江別市郷土資料館に保存されているとのことで、機会があれば足を運んでみようと思っています。

紅色のハマナスと白のデイジーが、人気のない公園に彩を添えていました。

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