晴れ一時大雨。最低気温16.7℃、最高気温27.6℃。
お盆で実家に帰った際に、無農薬の手作りの野菜をたくさん貰ってきた。その中にトマトもあった。完熟のトマトを冷蔵庫で冷やし、暑さのこもる部屋で酢を効かせたドレッシングで食べると、それは美味しかった。
そのトマトであるが、いったい野菜なのか果物なのかと聞かれたら、私は野菜と答えるだろう。なぜならスイカやイチゴのようには甘くないから・・・・・。ただ、実家のミニトマトは果物のように甘かったし、甘さが売りのミニトマトはスーパーの店頭にも並んでいる。甘くないスイカやイチゴもまれにある。となると・・?
『赤ちゃんはどこまで人間なのかー心の理解の起源ー』(ポール・ブルーム作、春日井晶子訳、長谷川眞理子解説)という本に、この問いの答えが載っていた。
「実は、米国の最高裁判所がこの問題について一八九三年に判決を出した(当時のニューヨークでは、輸入果物には関税がかからなかったが、輸入野菜には関税がかかったので、トマトの身分を定めなければならなかったのだ)。判決により、トマトは『厳密には』果物であるとされた。実の部分は植物の生殖器官だからだ。しかし『一般的に使われる言葉では』トマトはきゅうり、かぼちゃ、豆類とともに野菜である。なぜなら、トマトは食事の際にはたいていメインディッシュに添えられ、デザートとして並ぶことはないからだ。こうして、トマトはカテゴリー分けのために二重の意味をもつことになった。自然物として、また人間の関心によって範囲が決められた人工物として。」
アメリカの最高裁判所の判決では、輸入時の関税がらみで果物の身分となったトマトであるが、我家でもデザートとし用いることはなく、多くはキャベツの隣辺りに添えることが多い。もちろん、野菜として・・・・・・・。