地震が起きた時

職場にいるときだった。

職場は川崎の埋立地。

お客様が来てお茶を入れた後、戻ってデスクに座った時。
グラグラ、あれ、長い。
ちょ、ちょっと～、なんだ～。ねじれるような揺れ。

私がいる事務所は2階建てなので、高層よりずっとましだったのかもしれない。
物が落ちる、倒れると言うのはなかった。

しかし、ほかの部分の作業場は半分倉庫なので、一部、3段済みのラックが崩壊。
ビールやほか飲み物の備蓄品が散乱。
下敷きになった人はいなかったのが不幸中の幸い。

時間をみると3時前。

良かった、子供たちは両方とも6時間でまだ学校にいる時間。
二人、もしくは一人で家にいたら
きっと不安だろうにと、まだ学校でよかった。
この日は自転車通勤をしたので、職場から自宅までは1時間ちょっと。

とりあえず、母に連絡をとるが通じない。
自宅も携帯も繋がらない。パパも繋がらない。
余震もだいぶおさまり、とにかく帰らなくちゃ、子供を迎えにいかなくちゃと
4時半まえだが、退社。
着替える前に母と電話がつながり、子供たちを迎えに行ってくれ、
今、もう家にいるからと。自宅は停電。

とりあえず、ホッ。
パパとも連絡がとれたら、ＶＴＲが倒れていないか見てきてだって。
バイクは大丈夫でした。

で、私は帰宅。
道路は信号が崩壊、車がめちゃめちゃなので、交差点が怖かった。
なんとかサイクリングロードに出たが、風がものすごく出てきて
ヨレヨレになって帰宅。
途中、電気がついていたので、復旧したのかと思ったら、自宅近くになると真っ暗。
到着して、すぐさまヘッドライト、ハンディライトをあるだけ
集めた。幸いにもライト類はよく使うので充実していたのでよかったな。

家は、パパの鉄人28号のフィギアがひとつ落ちていたのとバイクのフィギアが１台倒れていただけ。ほかは何もなし。

母と子どもと4人でおにぎりを食べて、ラジオを聴いていた。
もうどうしようもないので、寒いし、9時過ぎに布団に入ることに。
停電は23時ごろ復旧。
それからＴＶをつけると、壮絶な被害だったことがわかる。

パパは渋滞にはまり、会社に戻れず、結局、武蔵小山から東扇島まで６時間１０分かかったらしい。それからバイクで1時30分すぎに帰宅。

子供たちと母が無事に自宅に戻ったのが一番安心した。

それにしても、帰りの海底トンネルは恐怖だったな。

改めて、TVの映像をみると愕然。

一刻も早く、一人でも多くの人が助かってほしい。
ただただ願うだけです。
今、私たちにできることは、節電くらいしかないけれど、
できることを精一杯にしていこう。

たった2時間連絡がとれないだけで、こんなに不安だったのに
いまだ連絡のとれない人の不安はと思うと・・・

震災は今、起こったばかり。
本当の震災の被害はこれから始まる・・・

みなさん、がんばってください。

被災地の一刻も早い復旧と、
一人でもたくさんの命が救われますように。



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