最後は番外。
観光バスのルートには含まれていません。
今年の京都観光二日目も全コースを終え、バスは京都駅へと向かいます。
まだ3時にもなっていない時間です。
ガイドさんの挨拶も終えたところで、乗客よりガイドさんに質問がありました。
少し時間があるのですが、何処へ行けば宜しいでしょうか、と。
ガイドさんからは、「夕方の金閣は素晴らしいけれど、枳穀邸(きこくてい)を推薦します」とお勧めがありました。
京都駅からでも徒歩で、せいぜい十分くらいの距離になります。
何年のことだったかどうしても思い出せないのですが、ここはかつて見学した記憶はあります。
私も乗車時間まで3時間以上あったので、枳穀邸へと向かいました。
正門は、このような構えとなっています。
皆様はこの「枳穀」という言葉をご存じでしょうか?
「枳穀」とは「からたち」のことです。
「からたち」で変換すると、搭載辞書にもよりますが、多分「枳穀」を見ることが出来ると思います。
この枳穀邸は東本願寺別邸で、東本願寺より歩いて数分というすぐ側にあります。
この枳穀邸では、入園料とは言わず、庭園維持寄付金と言っています。
その所為でしょうが、寄付金に、26ページにも及ぶ立派なガイドブックが手渡されます。
どこのお寺でも渡される、ペラペラの説明文だけとは比ぶべくもありません、立派なガイドブックです。
この枳穀邸は、静かな素晴らしい庭園でした。
こう言っては失礼かもしれませんが、ここでは外国の方は見かけませんでした。
この庭園は、池泉回遊式庭園地言う形式なのだそうです。
池をめぐって、庭園を鑑賞する形式です。
静かな池には、周辺の景色がきれいに反映されていて、とても素晴らしかったです。
また、かなりの建築物が保存されていました。
そのいくつかをご覧いただきます。