「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

※ アクション・ステップ6  以下の信念を抱いていますか? (3)

2015年02月07日 19時58分42秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
_ もし誰かが本当の私を知ったら、 嫌いになるだろう
 
 恥, 恐れ, 激しい自己嫌悪などの感情が 暴かれないための、
 
  「全て善い」 というマスクを被っています。
 
_ 自信満々の仮面は 全ての人をだます
 
  「全て善い」 のマスクは、 一部の人を 部分的にだますことはできます。
 
 しかし マスクを永久に維持することはできません。
 
 結婚したら、 完璧な連れ合いが 全く別の人になってしまいます。
 
_ 相手が 惨めな存在だと立証できれば、
 
  自分は思うほど悪くはない という意味になる
 
 欠落している自己愛を埋め合わせるため、 際限なく注目, 愛情を必要とします。
 
 けれどもボーダーの人は、 愛は有限だと考えているので、
 
 ノン・ボーダーの人に関わる 他の人に嫉妬します。
 
 ノン・ボーダーの人の 友人や家族を排除しようとし、
 
 相手をけなそうとするかもしれません。
 
 
 あなたが出会う全ての人々は、 その人自身の 〈感情的な反応〉 を持っていて、
 
 感情的なインパクトを与えた あなたの人格や行動の側面を 記憶するでしょう。
 
 そのような側面が初めに注目され、 最も重要なものだと見なされ、
 
 そして最も長期間 記憶されるのです。
 
 あなたがボーダーの人に引きつけられるのは、
 
 出会う前に基盤があるのかもしれません。
 
 ボーダーラインの親を持つ人の多くが、
 
 ボーダーの人と結婚する理由は ここにあるのかもしれません。
 
 慣れ親しんだ 「合っている」 ものに感じられ、
 
 無意識に 過去から持ちこされた 未解決の件を終わらせたいと
 
 望んでいるからなのかもしれません。
 
 何が 自分とボーダーの人の内に 様々な感情をかきたてるかを知ることは、
 
 よりうまく関わり合っていくことに 役立つでしょう。
 
 少なくとも、 起こりうる問題を 早めに予期することができるでしょう。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ6  以下の信念を抱いていますか? (2)

2015年02月06日 21時02分19秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
_ 感情が自室を創り出す -- 逆ではない
 
 現実になんの根拠もない 決断をします。
 
 私たちは 感情が思考に影響することを 気付いていますが、
 
 ボーダーの人は 二者の区別がつかないかもしれないのです。
 
_ 全てのものは白か黒である。 明度差とか他の色は存在しない
 
 分裂 (スプリッティング) は 最も顕著なもののひとつです。
 
 分裂は年単位で続くかもしれませんし、 3分かもしれません。
 
 生活の全ての領域に存在し、 他の問題を複雑にします。
 
 人を祭り上げますが、
 
 それは そこから叩き落とすためだけに やっているようなものです。
 
_ 私は他の皆の行動の 犠牲者である
 
 自分が全面的に悪というのを 避けるため、 全ての不幸を 他人の過ちのせいにし、
 
 自分自身をかわいそうで不幸な 犠牲者とします。
 
 ボーダーの人が パートナーから自分で去っていっても、
 
 ノン・ボーダーラインの人が  「見捨てた側」 として非難されるのです。
 
_ 誰かをコントロールできれば、 私を愛してくれる
 
 自分の感情をコントロールできないあまり、 他者をコントロールしようとします。
 
 要求に従う人は 「愛され」、 従わないと 「極悪」 と分類されます。
 
_ 自分が幸せになるために 他人が必要だ。
 
  けれど この要求があまりに怖いので、 他人を遠ざけなければならない
 
 これは  「見捨てられ/飲み込まれのサイクル」 と呼ばれます。
 
 近づきすぎると、 ボーダーの人は 罠にはまったような気がします。
 
 離れすぎると、 見捨てられたと感じます。
 
  「大嫌い - 行かないで」 と名づけたような、
 
 連続的な引いては押す、 を繰り返す関係になります。
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ6  以下の信念を抱いていますか? (1)

2015年02月05日 19時45分53秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 下記の各項目にあるような信念に基づくことを、 言ったり行なったりしましたか? 
 
 自己破壊, 取り残されているという感覚, 低い自尊心,
 
 言うこととすることの差異などを示すものです。
 
 各項目に1から5までの 5段階評価をしてみてください。
 
 1は 歪んだ考えを強く信じている, 3は 中立か不明,
 
 5は 歪んだ考えに対する 強い不信を示します。
 
 1か2の場合は、 ノートに説明を書いてください。
 
 
_ 私は価値がなく、 空虚で、 愛されることなんてない
 
 この信念のため、 ボーダーの人は批判に敏感です。
 
 酷評を投影するか、 自己破壊的なことを内面化することで、 批判に対処するのです。
 
 高機能のボーダーの人は、 うまくやっているというマスクを 被ることができます。
 
 しかし、 ボーダーの人とあなたが何をしようと、
 
 無価値感と恥の感覚は、 最終的に表に出てしまうのです。
 
_ 私はひどい人間で、 罰せられる必要がある
 
 自己愛の欠如を、 過度の補償、 つまり、
 
 自分は自信過剰気味で ハッピーでパワフル,
 
 そして 仕事でも有能な人間だと 人をだますことで、 埋め合わせをする人もいます。
 
 無価値感を他人に投影する人もいます。
 
 虐待に甘んじる人もいます。
 
_ 自分を愛する人がいたら、 その人はおかしい
 
  「完璧なパートナー」 を求めるという想定で、
 
 ある関係から別の関係に 移っていくかもしれません。
 
 しかし本当の問題は、
 
 近づきすぎることも 本当の姿を見せることも 恐れているのかもしれません。
 
 もしセラピストが、 ボーダーの人の 本当の問題を認識すると、
 
 ボーダーの人はセラピストのあら探しをし、
 
 自分に都合のいい 別のセラピストに移っていくのです。
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ5 子供のための評価基準

2015年02月04日 18時24分36秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 以下は ボーダーラインの子供たちのための 評価基準リストです。
 
 1 (非常に特徴的) から 5 (非常に非特徴的) までの5段階で、
 
 あなたの子供を評価してみてください。

_ 非常に早期から  「正常ではない」 というふうに見えましたか? 
 
_ 大半の子供より長く 恨みや侮蔑を抱き続けますか? 
 
_ 典型的な親の罰による 効果が少ないですか? 
 
_ 話を粉飾したり、 嘘をつくことも巧みですか? 
 
_ 子供時代 (話せない頃) のトラウマ体験,
 
  特に 親との別れを含む トラウマがあったと思われますか? 
 
_ 刺激 (音, ちくちくする服など) に対して 非常に敏感ですか? 
 
_ 眠りが浅いですか? 
 
_ 集中力が貧困ですか? 
 
_ 良心がないように見受けられますか? 
 
_ 特別な注目を要求しますか? 

〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ4 DSM-Ⅳの基準に当てはまりますか? (3)

2015年02月03日 20時14分39秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
8. 不適切で強い怒り, 怒りをコントロールすることの困難
 
 「コントロールを失う恐怖や、 相手が去っていく恐怖を感じたり、
 
 人生は不公平だと感じたときに 激怒します。
 
 あまりに酷く苦しんでいて、 誰も分かってくれないので、
 
 苦痛を外に出して怒るのでしょう。
 
 激怒しているときには、 聞く耳を持たないのです。」
 
9. 一過性のストレスに関係した 妄想的観念, 重篤な解離症状 (幽体離脱)
 
 「人生に対処するために、 解離を使ってきました。
 
 小学生の頃、 いじめにあったとき、 頭の中を真っ白にしてしまいました。
 
 母が大声で怒鳴るときも、 頭を真っ白にしてしまうのです。
 
 人生の中で、 思い出すことができない時期もあります。
 
 人から 『ぼうっとしている』 と言われ、 用事も忘れてしまうのです。」
 
 
 DSM-Ⅳのモデルは有用ですが、 不備な点もあります。
 
・ 次のような ボーダーラインの本質的な特徴が抜けています。
 
 羞恥の感覚
 
 ひとりでいることの困難, 
 
 脆弱な対象関係
 
 (ある人がそばにいないとき、 その人の愛情を 思い出すことの困難)
 
 脆弱な境界 (自分自身の境界維持と、 他者との境界の尊重)
 
 コントロールの問題
 
 ある状況では大変有能なのに、 他の状況ではそうでないこと
 
 自己愛的な要求
 
 必要なものを手に入れる 洗練された手段の欠如
 
・ DSM-Ⅳの 「5.自殺行動, 自傷行為」 は、
 
 科学的に基礎づけられたものではありません。
 
 また、 9つの特徴のうち5つということは、 何千通りもの組み合わせがあり、
 
 同じ特徴でも 人により違う形で表されるので、 不正確でもあります。
 
・ ボーダーの人と 関わる人たちの間の、
 
 複雑な相互作用を 実際には説明していません。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ4 DSM-Ⅳの基準に当てはまりますか? (2)

2015年02月02日 20時38分09秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
3. 自己同一性障害: 自己像 あるいは自己感が、 際立って継続的に不安定
 
 「一連の見せ掛けを装うことで、
 
 私はアイデンティティの欠如を カバーしてきました。
 
 自分は何者かという 永遠の謎に対して、
 
 避けたり逃げたり、 絶望しないように、 じっとしていないようにしました。
 
 アイデンティティの危機という苦悩に、
 
 自分という存在を ゆっくりと破壊することで 解決を図っていたのです。」
 
4. 潜在的に自己を傷つけうる、 少なくとも2つの領域における 衝動性
 
 「当時はすべてかっこいいことだと 思っていました。
 
 酒に酔い、 麻薬でハイになって、 悪さの限りを尽くしました。
 
 親にとって価値のあった 私の一杯の賞状を、 ぐちゃぐちゃにして火をつけました。
 
 後悔と復讐のほろ苦い感覚に 満たされたのです。」
 
5. 自殺的行動, 自殺のそぶり, 自傷行為の繰り返し
 
 「常に死について考えているけれど、 本当は死にたくはありません。
 
 あまりに感情的に苦しいので、
 
 その苦しみを払拭するため 唯一考えられるのが自殺なのです。
 
 どのように自殺しようかと 想像するのです。
 
 死が たったひとつの出口となるのです。

 
 自分はなんて忌まわしい奴なんだ と考えながら、 鋲を腕に刺しました。
 
 愛する人を傷つけるようなことは 嫌いです。
 
 いかに傷つき、 怒っているのか、 私には知るよしもありません。
 
 今は不快な気分のとき、 正体がなくなるまで飲みます。
 
 死ぬよりはましです。」
 
6. 激しい情緒不安定, いらだち, 不安, 激怒, 絶望
 
 「自殺したいと思う日もあり、 誰かを殺したいと 思う日もあります。
 
 何かが自分のコントロールを超えたとき、 非常に欲求不満を感じるのです。
 
 ボーダーラインの感情は 普通の人の感情と行動を、 奇異に誇張したものです。」
 
7. 慢性的な空虚感
 
 「私は 何もない地表にあいている 穴が恐ろしいのです。
 
 かつて 何かがあった場所なのですから。
 
 何がその穴を埋めるのでしょう? 
 
 地獄のような状態, 無の状態を どうやって扱えばいいのでしょうか? 
 
 他に何を 永遠に失うのでしょう?」
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
(次の記事に続く)
 
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※ アクション・ステップ4 DSM-Ⅳの基準に当てはまりますか? (1)

2015年02月01日 21時08分21秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 ボーダーラインを定義し、十分に理解すれば、
 
 どういう状況が BPの最良面や最悪面を引き出すか 予測できるでしょう。
 
 パーソナリティ障害とは、
 
 「その人の属する文化で 期待されているものから 著しく逸脱している、
 
 恒常的な体験や行動のパターン」  というものです。
 
 パーソナリティ障害は 次の基準に合致するものです。
 
・ 特徴が長期間続いている (数年間)。
 
・ 行動が激烈である。
 
・ 行動が広範囲に及ぶ (ほとんどの人間関係か、 少なくとも親しい家族に及ぶ)。
 
 パーソナリティ障害は成人早期に始まり、
 
 対人関係, 自己イメージと気分の不安定性, 衝動性という、
 
 広汎で不安定なパターンです。
 
 DSM-Ⅳの9つの特徴のうち、 5つ以上の特徴を 示すことが必要です。

 
 18才未満の場合は、 ボーダーラインの特徴が 少なくとも1年間続いていて、
 
 物質乱用, 抑うつ, 摂食障害など 一過性の状態として、
 
 的確な説明がつかない場合に 診断される可能性があります。
 
 
※ アクション・ステップ4 DSM-Ⅳの基準に当てはまりますか? 
 
 正確な診断を下せるのは、 資格と能力のある臨床家だけです。
 
 以下に、 DSM-Ⅳの基準と、 そのBPDの人の例を記します。
 
 ボーダーラインの内側にいるとは どういう感じなのか、 知るのに役立つでしょう。
 
1. 現実的に あるいは想像の中で、
 
 見捨てられることを避けるための 殺気だった努力
 
 「自分から夫と別れるべきでしたが、 ひとりぼっちになるのが恐ろしくて、
 
 身体的や言葉の虐待の関係に 留まっていたのです。
 
 夫が去って行ったら、 すぐに他の男性と 付き合い始めました。
 
 “親密さ” のかけらが欲しくて、 倒錯的なことをしていました。」
 
2. 理想化と、 こき下ろしの 両極の間を揺れ動く、
 
 不安定で激しい 対人関係のパターン
 
 「同僚がリーダーになったことに 大変嫉妬しました。
 
 その人が関係した 事実をねじ曲げて、 大袈裟にけなしたのです。
 
 入念に事実ねじ曲げ作戦を 計画実行していました。」
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
(次の記事に続く)
 
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※ アクション・ステップ3 あなたの人生からの例 (3)

2015年01月30日 20時37分21秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
9. しなかったことをしたとか、 言わなかったことを言ったと 責められますか? 
 
 誤解され、 説明しても信じてもらえませんか? 
 
 「妹は 私に会いに来ようとしていました。
 
 私は  『金曜の午後は休みになっている』 と言うと、
 
 妹は制御不可能な様子で叫び出し、 電話を切ってしまいました。
 
 妹は、  『金曜の午後しか休む気はない』 という 意味に解釈したと分かりました。
 
 妹は 私が説明しようとしても させてくれなかったのです。」
 
10. 周りの人々が、 その人を虐待的だと言ったり、 別れるように促しますか? 
 
 その人は、 自分よりあなたを愛したり、
 
 あなたに我慢できる人間はいないと 信じ込ませようとして、
 
 別れるのを妨害しようとしますか? 
 
 「僕のガールフレンドは、
 
 最初は全てがうまくいく  『I love you』 パートがきます。
 
 次に  『私を圧迫している』 スピーチが出だし、
 
 緊張が高まって、 とうとう別れたいと言い出すのです。
 
 別れます。
 
 3日後には 何もなかったかのように 電話をしてきます。
 
 何故こんなサイクルが 繰り返されるのでしょうか?」
 
11. その人の衝動性や予想不可能性のため、
 
 人との約束や計画をするのが 難しいですか?
 
 これは問題ではないと、 他人に (そしてあなた自身に) 納得させるため、
 
 その人を行為を弁解しますか? 
 
 「娘は 感謝祭の食事を台無しにしました。
 
 お客が増えると、 娘の激しく興奮した 行動も高まっていきます。
 
 堰を切ったように笑いだし、 卑猥な言葉を叫ぶかと思うと、
 
 手当たり次第 男性にみだらな性的誘惑をするのです。
 
 もし誰かが注目の的になろうものなら、 すねるか激昂してしまい、
 
 再び皆の注目を浴びるのです。」
 
 
 このアクション・ステップは 科学的な研究ではありません。
 
 しかし幾つかの目標があります。
 
・ 自分の実例を思い出すときの 感情を吟味することで、
 
 ボーダーの人が あなたにどのような影響を与えているか 理解できるでしょう。
 
・ 否定的な感情と接するのが 困難なボーダーの人もいます。
 
 あなたが 隠された感情と出会うための 助けとなるでしょう。
 
・ 最も重要なのは、 診断の有無ではなく、
 
 ボーダーの人の行動が あなたにどのような感情を抱かせるか ということです。
 
 
 最高の癒しのひとつは、 同じ状況を通り抜け、 トンネルの反対に出た人たちと
 
 サポートグループに参加することです。
 
 メンバーたちは体験を分かち合い、 あなたの価値を肯定してくれるでしょう。
 
 あなたを承認し、 信じ、 大切にしてくれるのです。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ3 あなたの人生からの例 (2)

2015年01月29日 20時15分01秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
5.コントロールされているとか、 だまされていると感じますか? 
 
 その人はあなたに 自分の感情の責任を取らせて、 自分の要求を通そうとしますか?
 
 「私の人生は 母による操作, コントロール, 虐待のために、
 
 果てしのない悪夢でした。
 
 母に対して反抗することは 決して許されません。
 
 私が試験勉強のため 家事を拒んだとき、
 
 母は烈火のごとく怒り、 私に平手打ちをしました。
 
 また、 母は知り合いに、
 
 私のボーイフレンドが私をレイプして 性病をうつしたと伝えました。
 
 現在の夫が結婚前、 まだ心の準備ができていないと話したとき、
 
 母は彼の職場に電話して、
 
 彼が結婚を望まないので 私が自殺を考えていると言ったのです。」
 
6.その人は、 絶えず人の注目を 要求するようですか? 
 
 万事が その人に関係しているかのようですか? 
 
 「私が がんの検査を受けたとき、
 
 妻は パーティーをキャンセルしなければならないと 文句を言いました。
 
 私の父の葬儀のときは、 突然出かけすぎだ, 自分がひとりぼっちになってしまう、
 
 と不満を言ったのです。」
 
7. 自己中心的だと言われるため、 その人に何を要求するのを 恐れていますか? 
 
 その人は、 あなたのニーズは 自分のニーズほど重要ではない と言いますか? 
 
 「息子の嫁は、 私たち夫婦と 息子を仲たがいさせるため、
 
 あらゆることを行ないました。
 
 夫はあることで 彼女と議論していました。
 
 夫が、 操作されている感じに とうとう嫌気がさして 「ノー」 と言うと、
 
 彼女は夫に向かって叫び、 受話器をガチャンと切ってしまいました。
 
 息子は、 催眠術にかけられているように、
 
 はっきりした態度を取ろうとしません。」
 
8. その人は自分が 「権威の声」 になれるように、
 
 あなたにいつも反駁しますか? 
 
 その人の望みは常に変わるため、 何をしても的外れになりますか? 
 
 「私は ボーダーラインの夫に対して、 いつも勝ち目のない状況に 置かれています。
 
 子供たちを 稽古事やサッカーに連れていくと、
 
 自分を無視している, 子供にプレッシャーをかけている と言われます。
 
 そうしなければ、
 
 子供たちに 「十分な経験をさせていない」 と言って 責められるのです。
 
 夫のホームオフィスに電話すると、 侵害行為と言われます。
 
 かけなければ、 自分を愛していないと言うのです。
 
 プレゼントを贈ると、 いつも別のものと交換してしまいます。
 
 贈らなければ、  「思いやりがない」 とされます。」
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ3 あなたの人生からの例 (1)

2015年01月28日 22時21分58秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 前の質問で、 「問題と感じるときが半分ほど」 「しばしば心配事になっている」
 
 「非常に心配な持続的問題である」 と 答えたものについて、
 
 経験したことをいくつか 簡単に書き留めてください。
 
 以下に、 ノン・ボーダーラインの人の 話の実例を示します。
 
1. その人の過剰反応に 対応するより楽だとか、
 
 話しても悪化するだけだ という理由で、
 
 否定的な思考や感情を隠していると思いますか? 
 
 「母の感情が不安定なとき、 反論しないほうがよいことを 学びました。
 
 何を言っても こちらが悪いことになってしまうので、 何も言いません。
 
 質問をされたら、 ただ 『分からない』 と言います。」
 
2. あなたが自分側の説明をしたあとで、 相手は自分を正当化するため、
 
 あなたの言葉をねじ曲げますか? 
 
 その人は全問題について あなたを責め、
 
 「兄のボーダーライン行動が原因で、 兄とは長い間 会っていませんでした。
 
 兄は、 私が兄をどうでもいいと思っている, 両親は兄より私を可愛がっている、
 
 とわめきだしました。
 
 それから 全く唐突に、 十年前の私の結婚式のとき、
 
 カメラマンに自分の写真を撮らせなかった と言って責めだしたのです。」
 
3. その人の怒りが予測不能で、 いつも油断ができず、
 
 次の言葉の暴力を 待っているかのような状況ですか? 
 
 その人を落ち着かせようとすると、 もっと怒らせてしまいますか? 
 
 楽しい時間を満喫するのが 難しいですか? 
 
 「私たちは、 息子の暴力のせいで 緊急に逃げ出す場合に備えて、
 
 車の鍵を枕の下に置き、 洋服を着たまま眠るのです。
 
 夜遅く電話が鳴るたびに、 病院からではないかと思ってしまいます。
 
 予期せずドアのベルが鳴ると、  「警察だろう
 
 -- 多量服薬をした, 自動車事故に遭った, 万引きをした」
 
 という考えが自動的に浮かびます。
 
4. その人があなたのことを、
 
 「すべて善い」 か 「すべて悪い」 かの どちらかで見ているようですか? 
 
 この両極の変化に、 理由が何もないときがありますか? 
 
 今日は、 その人は あなたの愛に快く浴しているか、 激烈な暴君か? 

 そういう話を 誰も信じませんか? 
 
 「広告代理店の仕事で 友人を雇用しました。
 
 私たちは沢山のアイデアを考え、 プログラムを仕上げました。
 
 あるとき、 彼は自分が軽視されたと感じ、 大声で苦情を言い始めました。
 
 彼は利用されたとわめき、 嵐のように激怒して 出ていきました。
 
 彼はクライアントの所へ行き、 プログラム全体を彼が考案したと話し、
 
 クライアントはそれを信じてしまいました。」
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ2 ボーダーの特徴をもっていますか? (2)

2015年01月27日 21時25分10秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
7. 自己中心的だと言われるため、 その人に何を要求するのを 恐れていますか? 
 
 その人は、 あなたのニーズは 自分のニーズほど重要ではない と言いますか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、  問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
8. その人は自分が 「権威の声」 になれるように、
 
 あなたにいつも反駁しますか? 
 
 その人の望みは常に変わるため、 何をしても的外れになりますか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、  問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
9. しなかったことをしたとか、 言わなかったことを言ったと 責められますか? 
 
 誤解され、 説明しても信じてもらえないと思いますか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、  問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
10. 周りの人々が、 その人を虐待的だと言ったり、 別れるように促しますか? 
 
 その人は、 自分よりあなたを愛したり、
 
 あなたに我慢できる人間はいないと 信じ込ませようとして、
 
 別れるのを妨害しようとしますか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、  問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
11. その人の衝動性や予想不可能性のため、
 
 人との約束や計画をするのが 難しいですか?
 
 これは問題ではないと、 他人に (そしてあなた自身に) 納得させるため、
 
 その人を行為を弁解しますか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、  問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
12. 「他にも 同じ経験をしている人がいるなんて 信じられない」
 
 と考えていますか? 
 
 □ はい
 
 □ いいえ
 
 
 ここで、 1~11の質問の答を 次のように点数化してください。
 
* 問題ではない = 0点
 
* 時々、 問題と感じる = 1点
 
* 問題と感じるときが半分ほど = 2点
 
* しばしば心配事になっている = 3点
 
* 非常に心配な 持続的問題である = 4点
 
 最後の質問には、 「はい」 は3点、 「いいえ」 は0点と付けてください。
 
 そして合計点を 以下と比べてください。
 
* 約20点 : その人は ボーダーラインの特性を持っている。
 
* 11~22点 : ボーダーラインの傾向があるが、 ある程抑制が利く。
 
* 11点以下 : その人はボーダーラインでないか、
 
 「静かなアクティング・ イン (自分に向かう行動化)」 タイプで、
 
 自傷行為や自殺企図よって 問題を内面に押し込めている。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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※ アクション・ステップ2 ボーダーの特徴をもっていますか? (1)

2015年01月25日 22時13分10秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 以下の質問は、 誰かがボーダーラインかどうか、
 
 その人の家族や友人が 決めるのに適しています。
 
 あなた自身の感情を ものさしにします。
 
 ただし科学的なものではなく、 単なる目安です。
 
 各質問の適するところに チェックを付けてください。
 
1. その人の過剰反応に 対応するより楽だとか、
 
 話しても悪化するだけだ という理由で、
 
 否定的な思考や感情を隠していると思いますか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、 問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
2. あなたが自分側の説明をしたあとで、 相手は自分を正当化するため、
 
 あなたの言葉をねじ曲げますか? 
 
 その人は全問題について あなたを責め、
 
 自分の行動が 問題の源になっていることを 認めるのを拒否しますか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、 問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
3. その人の怒りが予測不能で、 いつも油断ができず、
 
 次の言葉の暴力を 待っているかのような状況ですか? 
 
 その人を落ち着かせようとすると、 もっと怒らせてしまいますか? 
 
 楽しい時間を満喫するのが 難しいですか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、 問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
4. その人があなたのことを、
 
 「すべて善い」 か 「すべて悪い」 かの どちらかで見ているようですか? 
 
 この両極の変化に、 理由が何もないときがありますか? 
 
 今日は、 その人は あなたの愛に快く浴しているか、 激烈な暴君か? 

 そういう話を 誰も信じませんか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、 問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
5.コントロールされているとか、 だまされていると感じますか? 
 
 その人はあなたに 自分の感情の責任を取らせて、 自分の要求を通そうとしますか?
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、 問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
6.その人は、 絶えず人の注目を 要求するようですか? 
 
 万事が その人に関係しているかのようですか? 
 
 □ 問題ではない
 
 □ 時々、 問題と感じる
 
 □ 問題と感じるときが半分ほど
 
 □ しばしば心配事になっている
 
 □ 非常に心配な 持続的問題である
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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ボーダーライン・ ダンスでの あなたの役割

2015年01月16日 20時21分41秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 このワークブックは、
 
 「自分が回復しなければいけない」 と思っていない相手 (BPDの人) を、
 
 大切に思っている non-BPDのためのものです。
 
 このワークブックを活かすには、 3つのレベル
 
 -- 知的レベル, 感情的レベル, 自己改造につながるレベル -- が必要です。
 
 ワークブックは 理屈と感情を連結させることを助け、 次のことを教えます。

 
・ 一歩引いて、  「ダンス」 (相互作用) の真の姿を見る。
 
・ BPDの人が ダンスの 「リード」 役をしていることを 認識する。
 
 しかもあなたは 後ろ向きで踊っている。
 
 リアクション (反応) ではなく、
 
 アクション (自主的行為) として 動くことができる。
 
 
 「責めを負うこと」 と、 自ら変化を起こすことの違いを 理解することが大事です。
 
 BPDの人が 行動の結果の報いを 受けなくていいようにしてあげると、
 
 その人が変わる可能性は 低くなります。
 
 あなたにはパワーがあります。
 
 自分の人生をコントロールする能力, 自分のために選択する能力,
 
 BPDの人に 行為の結果に直面させる能力です。
 
 BPDの人が 問題を認めなかったり 助けを拒絶するなら、
 
 あなたははれものにさわるようにして 生きる必要はないのです。
 
 BPDは脳障害です。
 
 環境的影響の他に 医学的原因があるのです。
 
 自分の経験していることに 名称があり、
 
 自分の頭がおかしいわけではない と分かると、 安堵感を得られるでしょう。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」

2015年01月15日 21時40分30秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 ランディ・ クリーガーさん著 「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 
 〔星和書店〕 (遊佐安一郎監訳) の内容を抜粋・ 要約し、 紹介していきます。
 
 ノン・ボーダーライン (non-BPD) の人が、
 
 BPDの人とどのように 一緒に生活し、
 
 自分自身の人生を コントロールしていくかがテーマです。
 
 
パート1 混乱状態から解明へ : 境界性人格障害の理解
 
第1章 はれものにさわるような状況
 
 BPDのいくつかの特徴は、 BPDの人を 目にしたり関わり合ったりする、
 
 もう一人の人間の存在を 前提にしています。
 
 (関わり合うことを 「ボーダーライン・ ダンス」 とも言い、
 
 二人でステップを踏む 社交ダンスのイメージです。)
 
※アクション・ ステップ1
 
 ワークブックが伝えるスキルの優先順位づけ
 
 このワークブックが伝える 幾つかのスキルを、 以下に挙げます。
 
 あなたにとって 最重要項目には 「1」、 二次的な関心事には 「2」、
 
 関心の低い項目には 「3」 を 記してください。
 
_ 大切な人が BPDの特徴を持っているかどうかの 判断を助ける
 
_ ダメージの回復を試みるため、 問題にどのように影響されてきたかを 説明する
 
_ 望まない結果を予防できるよう、 BPDの行為が どのように影響するかに、
 
  焦点を当てる
 
_ BPDの人が どのように世界を見て、
 
  あなたとボーダーの人の人生に どういう影響を与えるか、 解明する
 
_ BPDの人が なぜ人を混乱させる 振る舞いをするのか、 説明する
 
_ よりよい決断ができるように、 脳がどのように 感情を処理するか、 説明する
 
_ あなたが変わる動機づけとなるように、 障害が要求する代償を測る
 
_ 効果的な対応ができるように、 BPDの人への あなたの反応を浮き彫りにする
 
_ BPDの人に、 行動の責任を取らせるようにし、 そこから学ばせることを手伝う
 
_ コントロールできるという 感覚に繋がるよう、
 
  あなたが自分の行為に 責任を持つことを助ける
 
_ 自分の人生の 「所有者」 になるために、 人生をコントロールする 力を高める
 
_ 同じ過ちを繰り返すのを防ぐ
 
_ 混沌状態や危険な状況を 最小限にとどめる
 
_ あなたの個人的境界を見出し、 それを伝達する
 
_ これらの境界を BPDの人に伝える
 
_ 専門家の助けを見出す
 
_ 多くの選択肢からの選択を助ける
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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