東京地裁で、神宮外苑 新宿区訴訟の第5回口頭弁論を傍聴してきました。
新宿区が樹木伐採に許可を出したことに対する訴訟です。
この日は、原告の中心人物であり、再開発 見直しのネット署名の発信人である、ロッシェル・カップさんの意見陳述がありました。
要旨は以下の3つです。
①樹木の価値
温暖化が問題になっている中で、神宮外苑の樹木の冷却効果は大きい。
事業者は伐採を補うためとして、新たに木を植えると言っているが、若い木は既存の木と比べて冷却効果がない。
②歴史の問題
神宮外苑の木々は 渋沢栄一の呼びかけで、国民の献木・献金や勤労奉仕によって、百年先の森を見通して造営された歴史がある。
「風致地区」に指定された都心の森である。
③民意の無視
先人の意思を尊重せず、風致地区の区分を変更してしまった。
情報公開をしないまま条例を無視し、民主的プロセスがない。
公判のあとは 記者会見がありました。
新宿区の計画の進め方の問題点が説明され、簡単な質疑応答が行われました。
新宿区が訴訟中なのにも拘わらず 伐採を開始したのは理不尽であり、執行停止も申し立てているこということです。
なおこの訴訟に先立って、東京都の伐採許可に対するふたつの訴訟が行われていますが、3つの訴訟はいずれ併合されるということでした。
現在司法も行政寄りになってしまっていますが、何とか“第三者”の立場で正当な判断がされてほしいものだと願うばかりです。
新宿区が樹木伐採に許可を出したことに対する訴訟です。
この日は、原告の中心人物であり、再開発 見直しのネット署名の発信人である、ロッシェル・カップさんの意見陳述がありました。
要旨は以下の3つです。
①樹木の価値
温暖化が問題になっている中で、神宮外苑の樹木の冷却効果は大きい。
事業者は伐採を補うためとして、新たに木を植えると言っているが、若い木は既存の木と比べて冷却効果がない。
②歴史の問題
神宮外苑の木々は 渋沢栄一の呼びかけで、国民の献木・献金や勤労奉仕によって、百年先の森を見通して造営された歴史がある。
「風致地区」に指定された都心の森である。
③民意の無視
先人の意思を尊重せず、風致地区の区分を変更してしまった。
情報公開をしないまま条例を無視し、民主的プロセスがない。
公判のあとは 記者会見がありました。
新宿区の計画の進め方の問題点が説明され、簡単な質疑応答が行われました。
新宿区が訴訟中なのにも拘わらず 伐採を開始したのは理不尽であり、執行停止も申し立てているこということです。
なおこの訴訟に先立って、東京都の伐採許可に対するふたつの訴訟が行われていますが、3つの訴訟はいずれ併合されるということでした。
現在司法も行政寄りになってしまっていますが、何とか“第三者”の立場で正当な判断がされてほしいものだと願うばかりです。