「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

去るか去らぬか?  それが問題 -- パート4 決断の段階

2012年04月22日 19時31分29秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 今日から  「パート4 決断の段階」 です。

 パートナーが態度を改めないときは どうすればよいでしょう? 

 決断に 数ヶ月かかる人も、 数年かかる人もいます。

 ノン・ボーダーラインの人がまず考えるのは 現実的なこと、

 つまり 子供やお金の問題です。

 しかしここでは、 皆さんが  「本当に求めていること」 を取り上げます。

 自分の置かれた状況を認識し、 自分が人生に何を求めているのか を知ることです。

 それが分からなければ、 それを手に入れることはできないのです。

 アンビバレントな感情を抱える人は、 自分たちの関係について 決断する際、

 紙の一方にメリットを、 もう一方にデメリットを リストアップします。

 でも、 関係から去ることの メリットとデメリットを比べるのは、

 トマトとシリアスの重さを 比べるのとは違います。

 むしろ、 2匹の犬を シーソーの両側に乗せることに 似ているかもしれません。

 それぞれが常に動き、 上がったり下がったりし続けるのです。

 また ボーダーの人というのは、 態度を明確にさせられることを 拒みがちです。

 必要なのは、 医師のように 関係を診断する方法です。

 以下の質問に対する回答と、 皆さんの考えを書き記してください。

(次の記事に続く)

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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