「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

外苑ゴミ拾い4回目--銀杏の移植調査

2025年02月16日 16時36分24秒 | 神宮外苑再開発 見直し

https://www.facebook.com/groups/661302255054761/posts/1341802093671437/

 今回は6~7人の参加でした。
 いつものように銀杏並木から絵画館へ向かいましたが、“戦利品”の量は少なかったです。


 このゴミ拾いはメンバー同士のコミュニケーションも目的としており、主催者の大澤さんとも色々お話しました。

 2列の銀杏並木から秩父宮ラグビー場へ向かう道の19本の銀杏について、移植が可能かどうかの調査が始まったのですが、そこも見てきました。
 現在2本が調査され、この日は埋め戻して藁が被せてありました。


 根や土の状態を調べたり、試験的に根回し〔*注〕や土壌の入れ替えをしたり、1本の樹について1ヶ月の作業の後、約1年かけて移植の不可を確認して、全部の調査が終わるのは3~4年先になるそうです。

〔*注:移植に備え 、不要な根を切って、新しい根を生やし、移植後に定着しやすくするための作業。〕


 しかし、20メートルもある巨木を移植できるのか、素人目に甚だ疑問です。
 移植できないことを確認するアリバイのための調査ではないかという人もいます。

 12月8日の記事に、すでに移植された木々のことを書きましたが、それらの木は枝がほとんど切り落とされていたり、見るも傷ましい姿でした。
https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12877876546.html

 移植後とても生きていけないように感じ、専門家による移植ではないと言われます。
 そのような事業者の手で、銀杏のまともな移植がなされるのか、とても信用できない思いです。

 19本の銀杏の行く末が心配でなりません。
 事業者は生身の木の痛みを感じているでしょうか。

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住民監査請求の却下に対して国家賠償請求

2025年02月11日 19時39分31秒 | 神宮外苑再開発 見直し
https://www.facebook.com/groups/661302255054761/posts/1336240944227552

 ラグビー場を建設するために区道を廃止するということに、神宮外苑伐採許可取消訴訟原告団の大澤さんたちは、新宿区に住民監査請求をしていましたが、
 請求が却下され、国家賠償請求の訴訟を起こしました。

 却下に際して新宿区の監査委員は、請求人である大澤さんたちに意見陳述の機会を与えなかったため、それは地方自治法・第242条に反するという訴えです。

 意見陳述は、例え請求を却下する場合であっても、陳述の場が設けられなければならないとされます。
 代理人の山下弁護士は、これまで幾つもの監査請求を経験してきましたが、陳述さえ行わない却下はあったことがなく、違法・不当であると言います。

 監査委員は吉住新宿区長が選任しますが、今回は新宿区だけでなく4人の監査委員も被告とし、そこに意味があるということです。

 なお、監査委員の中には三井不動産と関係があるという人物,区道廃止に賛成した公明党議員(木本広行)もいるそうです。

 慰謝料として200万、弁護士費用として20万という請求です。

 大澤さんは、住民の理解を得ずに、行政と事業者が一体となって計画を進める構図が、露骨に表れていると主張します。

 また、区道廃止の補償金として三井不動産は新宿区に18億円を支払うとしていますが、
 その金額は根拠もなく口頭だけで決められ、不動産の専門家によるとかなり低額だともいいます。

 監査を行なうとそれらの杜撰さがばれてしまうので、却下したのではないかと大澤さんは憶測しています。

【参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=U_OwpP1vQvw】

 行政や事業者は、自分たちの利益だけのために、不都合なことを隠し、民主的な対話を避け、なりふり構わず強引に押し進めています。

 自民党はどこが自由な民主主義で、公明党はどこが公明で正大なのでしょうか?

 三井不動産は自社の広告で、「木を植え、森を育てることも、街づくりの 大切な一部なんですね。」とアピールしていますが、
 これこそ欺瞞のグリーンウォッシングです。

 心子も許すはずがありません。


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明治神宮御苑

2025年02月09日 17時02分04秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 明治神宮の「御苑」に行ってきました。
 明治天皇・皇后ゆかりの名苑です。


 それにしても海外の人が多かったですね。
 感覚的には半数近くが外国人という印象すら受けました。
 特にしゃべり声がするのは外国人が多いですから。(^^;)

 御苑の東門から入って木々に囲まれた小径を歩くと、数寄屋造りの「隔雲亭(かくうんてい)」があります。
 皇太后の休憩地だったそうです。


 隔雲亭の前には芝生が広がり、つつじが点在しています。


 北の端にあるのは、有名なパワースポットの「清正井(きよまさのいど)」。
 加藤清正が堀ったと言われ、透明な清水が湧き出ています。

 以前TVで紹介されて人気となり、4~5時間待ちの行列ができたこともあるとか。
 この日は数分待ちでしたが、本当に綺麗な湧水でした。


 今は水が枯れている花菖蒲田。
 四阿(あずまや)も見えます。
 6月に来れば菖蒲やつつじも満喫できるでしょう。


 清正井からの清水を湛えた南池(なんち)。
 逆光が差しています。


 内苑の観光客は外苑再開発の問題をどれだけ知っているだろうかと、もどかしい気持ちになりました。
 一人でも多くの人達に認識されるといいのですが。

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外苑ゴミ拾い3回目ーー区道廃止

2025年02月04日 08時11分29秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 1日の土曜日、神宮外苑のゴミ拾いに3回目の参加をしてきました。
 今回は5人ほどの少人数でした。
 いつものように銀杏並木入り口から絵画館までのゴミ拾いです。

 終わったあと、「神宮外苑の緑と空と」〔*注〕の大澤さんの話を聞きました。

 ラグビー場を建設するために外苑内の区道を廃止する協定に対して、大澤さんを始め新宿区民19人が、協定は道路法に反するとして住民監査請求を起こしていました。

 協定は事業者である新宿区と三井不動産が交わした覚え書きなので、監査委員は第三者の立場でなければなりませんが、与党の公明党など利害関係者が含まれ、公正性に大いに疑問があります。

 そして、監査委員の結論は却下。
 監査さえ行わないというものでした。

 大澤さんたちは吉住新宿区長に対して、住民訴訟を起こす方針です。
 また区や監査委員会に対する、国家賠償請求も提起する考えです。

 因みに、同じく外苑の区道を管理する港区は、事業者と協定を結ぶ考えはないとしています(1月20日時点)。
 吉住新宿区長は小池百合子の傀儡(かいらい)という現れだと思います。

 また、区道廃止に伴って、新宿区は事業者から18億円の補償を受けるとされています。
 しかしその金額は口頭で交わされたものだそうで、何の根拠も文書もなく、別の算定ではもっとずっと高額になるそうです。

 森友学園の国有地売却が思い起こされますが、区道廃止には黒塗りや廃棄をされた書類さえない、ということになります。
 のちに検証をされないようにするためだと、大澤さんは述べています。

 全くどうしてこんな馬鹿げたことがまかり通るのか、不可解な思いでやり切れません。

〔*注:「神宮外苑の緑と空と」のFacebook
https://www.facebook.com/groups/661302255054761/〕

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明治神宮内苑

2025年01月31日 15時58分53秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 明治神宮外苑は何十回となく行っていますが、内苑は訪れたことがなかったので観てきました。
 明治神宮は明治天皇と皇后を祀った神社です。

https://ontrip.jal.co.jp/tokyo/17331061 より

 内苑の鎮守の杜は、東京ドーム約15個分の広大な都会の森ですが、元は荒野だった土地に造成された人工林なのです。

 明治天皇崩御の際、渋沢栄一はじめ学者たちにより百年先を見据えた、壮大な「永遠の杜」が計画されました。

 東京を世界に冠たる都市とするため、「民間の力で帝都東京に神社を作る」という渋沢の強い意思の下、全国から約10万本の樹木が献木され、11万人の青年団による勤労奉仕で植栽されたのです。

 なお、内苑と外苑はセットのグランドデザインとされ、「国民の神社」という理念の内苑に対して、神宮外苑は「青年のための外苑」というランドマークとして、野球場や相撲場、水泳場などの運動施設が創建されました。

 明治神宮境内には、原宿駅の横にある鳥居から入れます。


 「南参道」、正に都会の中の深い樹林。
 これが全て人の手によって造られたとは信じられない思いです。




 南参道から正参道と本殿へと向かう、日本一の「大鳥居」。
 昭和の落雷で破損しましたが、台湾で発見された樹齢1500年の大木で再建されたとのこと。


 明治神宮「本殿」。


 本殿の斜め前にある「夫婦楠(めおとくす)」。
 縁結びや良縁のご利益があると言われます。


 本殿の東から代々木口の方へ向かう「北参道」。
 ここも木々が生い茂っています。


 北池のほとりにある「亀石」。
 明治神宮屈指のパワースポットだそうです。


 その近くの「さざれ石」もパワースポット。
 国歌に歌われ、石灰質の小石が雨水に溶け出してひとつにくっついたと言われます。


 なお、内苑にはもうひとつの見所である「御苑」がありますが、時間の関係で見られませんでした。
 後日また訪れたいと思います。

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神宮外苑ゴミ拾い2回目ーーヒマラヤ杉伐採

2025年01月19日 16時10分14秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 18日(土)外苑ゴミ拾いに2回目の参加をしてきました。
 また新しい人を含め10人くらいの参加でした。

(https://x.com/Mid_observatoryより)

 前回の正月明けのときよりゴミは少なかったですね。
 正月は人出でゴミが多かったのでしょうか。

 ゴミ拾いが終わったあと、絵画館前で伐採されたヒマラヤ杉の跡を見せてもらいました。
 本当に無惨です。


 絵画館前の広場ではクリスマスマーケットなど様々なイベントが開かれますが、
 ヒマラヤ杉が生えていた所はその際の資材置き場になり、ヒマラヤ杉が資材運搬車両の邪魔になるという理由で、昨年9月に伐採が許可されてしまったそうです。

 テレビでもここのイベントの中継はよくされますが、樹木伐採や再開発問題はほとんど流されません。
 スポンサーである再開発事業者(三井不動産,伊藤忠など)や小池百合子への忖度だ、という意見もあります。

 再開発の違法性や密室性その他を知らない人たちが、再開発に抗議する人をネットで誹謗するのも嘆かわしいことです。

 正しい情報がもっと広まってほしいと願うばかりです。

↓ヒマラヤ杉を伐採している最中の動画です。
 300万回以上再生されています。
https://x.com/i/status/1879500854602170589


 因みに、前日は心子の24回目の祥月命日でした。
 生きていればちょうど還暦60です。
 心子にも再開発 見直しを応援してほしいですね。


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区道廃止に住民監査請求

2025年01月12日 17時22分01秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 外苑再開発計画で事業者(新宿区を含む)は、外苑内の区道を一部廃止して、そこに新しいラグビー場を建てるとしています。

 区道を廃止するには区議会の議決が必要ですが、新宿区がこれに反して三井不動産と事前に覚え書きを交わしていたとして、新宿区民19人が住民監査請求を起こしました。
 1月8日に記者会見を開き、区道廃止の覚え書きは道路法に反していると訴えています。



https://s.mxtv.jp/mxnews/article/chiiki/1j2zgwzh7178a8h0f.html?fbclid=IwY2xjawHwSgJleHRuA2FlbQIxMQABHekzTlVvXdIWhiffkYaKv-Tr9FSr3keHLDaAJ9EXI4oXLW5u2X1mFp_Jrg_aem_RWlfxl9rrTiqWYTUjYc9WA

 僕は新宿区民でないため、これに参加することができませんでしたが、「神宮外苑の緑と空と」など知り合いの人たちが会見に出席しています。

 住民監査請求に対して、監査委員は60日以内に結論を出しますが、もし棄却された場合、区民の人たちは住民訴訟も検討しているということです。

 大企業の利益のために再開発が計画され、企業寄りの小池百合子がこれを認可し(明治神宮の総裁でもある立場を利用して?)、吉住新宿区長は小池百合子の言いなり、という構図があるのだと思います。


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神宮外苑ゴミ拾い初参加

2025年01月05日 21時14分43秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 きのう1月4日、神宮外苑のゴミ拾いに行ってきました。
 「神宮外苑の緑と空と」の大澤暁さんの主催で、2週間に1回ほど行われているそうです。


 僕は初めての参加です。
 10人くらいが集まり、他にも初参加の人が何人かいました。

 銀杏並木の入り口に集合して、絵画館までの道を約1時間かけてのゴミ拾いでした。
 正月で人出はそれほど多くなかったのかもしれませんが、結構色々なゴミが落ちているものです。

 たばこの吸い殻やペットボトル、空き缶、プラゴミ、ティッシュペーパーなどの他、ガラスのかけらも幾つかありました。
 ビニール傘や1メートル半くらいのパイプという大物まで見つけました。

 こうして外苑の美を守っていきたいですね。
 でも再開発を進める人たちは多くの貴重な樹木を伐採するなど、このような繊細な心はまるで持っていないように思えます。
 こういう活動を見てもらいたいものです。
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花畑記念庭園

2024年12月18日 08時02分19秒 | 心子、もろもろ
 毎月恒例の心子のお墓参りのとき、いつも行く心子似の花屋さんの近くにある、花畑記念庭園です。
 小さいですがなかなかいい庭園。
 ちょうど紅葉の見頃でした。






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外苑訴訟第6回口頭弁論・報告会(2)

2024年12月14日 20時07分43秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 報告会ではオンラインで、埼玉大学名誉教授(都市工学)の岩見良太郎さんが、再開発の違法性について述べられました。

 とても専門的で難しい話でしたが、要点を簡単に説明すると、次のようになります。

 都市再開発法では、再開発が認められるためには、「(現在の)土地の利用状況が著しく不健全」という要件が必要だと定められています。

 東京都は、この要件に神宮外苑を無理やり当てはめようとして、
 スポーツ施設などが老朽化しており、バリアフリーなどが不足していると言い、
「土地の利用状況が著しく不健全である」とこじつけているのです。

(土地が十分に利用されているとは言い難い、と主張しています。)

 神宮外苑がそのような状況であると、一体どうして納得できるでしょう?
 そのようなこじつけが、外苑に超高層ビルを建てたり、貴重な樹木を伐採し公園を破壊する理由になるのでしょうか?

 神宮外苑は、法的に高層ビルを建てられない「都市計画公園」ですが、再開発が適法だと認めたのは小池百合子だけです。

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外苑訴訟第6回口頭弁論・報告会(1)

2024年12月13日 20時52分21秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 12月12日、神宮外苑再開発認可取り消し訴訟 第6回口頭弁論を傍聴してきました。
 この日は、公判前に東京地裁入り口でのアピール、公判後に記者会見、そして報告会がありました。

 公判では原告団が約20人、傍聴人は50人余りだったでしょうか。
 近隣住民の方2人による意見陳述もありました。

 裁判長は原告と被告(東京都)双方の書面に対して、更に具体的な意見を提出するよう求めました。
 次回の公判期日は2月19日です。

 公判と記者会見では発言者の言葉が聞き取れなかったり、専門用語に理解が追い付かなかったりしましたが、
 報告会ではプロジェクターやマイクも使って、訴訟の問題点などをまとめた説明がされました。

 それを簡単に記していきたいと思います。

 訴訟は東京都訴訟と新宿区訴訟の2つがあります。
(僕は後者の原告に加わりました。)

 前者は東京都が出した再開発認可の取り消しを求めるもの、後者は風致地区である外苑の樹木伐採許可の取り消しを求めるものです。

 今回の12日の訴訟は前者です。
 前者の争点は2つあり、原告適格についてと、再開発の処分の違法性についてです。

 原告適格とは、再開発認可の取り消しによって原告住民に利益の回復があるかということで、もしないと判断されると、裁判の土俵に乗ることができません。

 騒音問題、高層ビルによる風害、景観利益などが原告に認められるかどうかです。
 ハードルは高いそうですが、原告一人一人に対して原告適格あるかを判断されるということです。

 違法性については、再開発計画に対して次の点などを訴えています。
・環境影響評価の審議が不十分
・都市計画法の要件を満たしていない
・「公園まちづくり制度」を不当に適用してしまった
・風致地区、文教地区である外苑に不適合
・都市再開発法に反している

(続く)

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日比谷公園の銀杏

2024年12月11日 09時58分57秒 | 神宮外苑再開発 見直し
東京地裁のよこにある日比谷公園の銀杏です。 










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外苑ウォッチ,署名呼びかけ

2024年12月08日 11時42分02秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 12/7外苑ウォッチに行ってきました。
https://www.youtube.com/live/bLV-avDytek

 事業者が伐採ではなく移植にすると言った木を 十数本見ました。
 ところが現状は無惨なものでした。

 移植された木は、運搬の邪魔になると言って枝が大量に切り落とされ、葉がほとんどない木もありました。


 この木などはまるで枯れ木です。


 これでは光合成をしたり、生き続けていくことができないのではないでしょうか。

 支えるための添え木がありますか、この添え方も木が育っていけないやり方だそうで、樹木の専門家がやっているのか疑われます。

 更に、移植をするために既存の樹の根を大幅に切っているそうです。
 木々を大切にしようという意思があるとはとても思えません。

 また、メインの並木からラグビー場に入る道の18本の銀杏並木について、当初伐採とされていたのが批判を受けて、事業者は“移植を検討”と言い換えました。
 しかし上記からも分かるように、巨大な銀杏の樹をそのまま移植できるとは考えられません。

 事業者は本音は伐採のつもりでしょうが、ただ“検討”と言いつくろい、伐採の本数が減ったと公表しています。
 それをマスコミが鵜呑みにして報道しているという、大本営発表のような状況になってしまっています。


 外苑ウォッチのあとは、もうひとつのイベント、銀杏並木で署名の呼びかけに参加しました。
 「外苑を破壊から守るための署名をお願いします」と声を挙げました。

 銀杏並木を観に来るのは若い人たちが非常に多く、初めはスルーされていましたが、そのうち署名してくれる人が続々と出てきました。
 やはり関心を持ってくれる人たちは一定数いるのですね。

 下記URLは、小池百合子に送る署名用紙です。
 よろしければぜひ記入・郵送していただければありがたいです。m(_ _)m
(都庁の住所は必要ありません。)

https://www.dropbox.com/scl/fi/3ljv83r2t8tj6xknxawug/v2.pdf?e=1&fbclid=IwY2xjawHByrhleHRuA2FlbQIxMAABHdPKnTFsNy71ZZ97_nYpzarha38mBI59HLIPDPseveuUWWwHI8p7rgoB5Q_aem_63JTDJ0Dwil4DQbfvIxdLg&rlkey=67ulqb6v6laerxgityjrjuab6&st=b36djhgz&dl=0


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外苑訴訟ロッシェル・カップさんの意見陳述

2024年12月08日 10時57分47秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 先日の外苑訴訟での ロッシェル・カップさんの意見陳述の動画と全文がアップされました。
(動画は公判のあとの記者会見のものです。)

https://www.youtube.com/watch?v=SvaZntuGJJY

https://www.change.org/p/%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%911000%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%A8%B9%E6%9C%A8%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7-%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AF%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%82%92/u/33091689?cs_tk=AytJa6_AxmB3Q5kmXGcAAXicyyvNyQEABF8BvDg5YmFkNWQyMzAyZTIzMDVhZGFhY2JjOTY2Y2IxOWM3YTc1MTQwZWFlZjRlMzM5N2UwYjFjZDg4ZGIwM2Y1ODA%3D&utm_campaign=ca124bb414c34d1e9dc0d49d9997aae8&utm_content=initial_v0_9_0&utm_medium=email&utm_source=petition_update&utm_term=cs 
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神宮外苑 新宿区訴訟を傍聴

2024年12月05日 20時52分34秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 東京地裁で、神宮外苑 新宿区訴訟の第5回口頭弁論を傍聴してきました。
 新宿区が樹木伐採に許可を出したことに対する訴訟です。

 この日は、原告の中心人物であり、再開発 見直しのネット署名の発信人である、ロッシェル・カップさんの意見陳述がありました。
 要旨は以下の3つです。

①樹木の価値
 温暖化が問題になっている中で、神宮外苑の樹木の冷却効果は大きい。
 事業者は伐採を補うためとして、新たに木を植えると言っているが、若い木は既存の木と比べて冷却効果がない。

②歴史の問題
 神宮外苑の木々は 渋沢栄一の呼びかけで、国民の献木・献金や勤労奉仕によって、百年先の森を見通して造営された歴史がある。
 「風致地区」に指定された都心の森である。

③民意の無視
 先人の意思を尊重せず、風致地区の区分を変更してしまった。
 情報公開をしないまま条例を無視し、民主的プロセスがない。

 公判のあとは 記者会見がありました。
 新宿区の計画の進め方の問題点が説明され、簡単な質疑応答が行われました。

 新宿区が訴訟中なのにも拘わらず 伐採を開始したのは理不尽であり、執行停止も申し立てているこということです。

 なおこの訴訟に先立って、東京都の伐採許可に対するふたつの訴訟が行われていますが、3つの訴訟はいずれ併合されるということでした。

 現在司法も行政寄りになってしまっていますが、何とか“第三者”の立場で正当な判断がされてほしいものだと願うばかりです。

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