「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

都市開発緩和制度の解剖学

2025年03月14日 20時57分31秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 3月12日、都市の「裏技開発」についての市民講座がありました。
 講師は、2月19日の裁判(外苑再開発の認可取り消し訴訟)で意見書を提出した、東大名誉教授・大方(おおかた)潤一郎さんです。


 建築家対象の専門的な話で難しかったですが、簡単な要点だけ分かりやすく記したいと思います。

 最近の都市開発は市民不在で、民活の名のもと、公共空間が私財化されたり、行政が不動産屋のようになっているといいます。

 法律で高い建物などが建てられないような場所で、公益上やむを得ない場合、特別に規制緩和をして許可する制度があります。

 ただしその際、利害関係者の意見を公開で聞き取り、建築審査会の同意を得なければなりません。
 公聴会を開いて住民などの反対意見も聞かなければならないのですが、神宮外苑の場合でもそれが「ひっそりと」開かれてしまっているということです。

 建物の高さは緩和できても、「風致地区」である外苑に200m近い高層ビルが建つなど、「風致との調和」は緩和できないことになっています。
 ところが東京都は、風致地区に異なる審査基準を適用する仕組みを導入してしまいました。

 また別の人からは、2000年代から再開発が街づくりではなく金儲けになってしまった,再開発がどうあるべきかではなく、どう儲かるかになってしまった、という話もありました。

 再開発に政治が口を出すことが増えてきたということです。


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外苑の不適切な貼り紙(2)

2025年03月09日 11時46分10秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 先日紹介しました、神宮外苑工事現場の貼り紙について。

 
 「本人を特定できる写真や動画を(中略)公開することは(中略)肖像権等の侵害に該当するおそれ」ということですが、
 もし事業者らが作業員のプライバシーを心配しているのなら、「本人が特定できないよう、画像を加工するなどのご配慮をお願いいたします。」などと書けばいいのではないかと思いました。
 
 そうせずに公開自体に圧力をかけるのは、肖像権の侵害よりも、画像の投稿という「表現の自由の侵害」になってはいないでしょうか。
 
 事業者らはそれに思いが致らず、画像の加工依頼より公開の抑圧をするのは、作業員ではなくて工事現場そのものを見られたくないのが本音、ということになろうかと思います。
 
 やましいところがあるため本音を隠し、肖像権の侵害という詭弁で威嚇することになったのだろうと。


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大学クリテリウムでチラシ配布

2025年03月07日 19時57分13秒 | 神宮外苑再開発 見直し

 先週の日曜日、外苑で「明治神宮外苑大学クリテリウム」という自転車レースが開催されました。
 人々が集まるのを機に、再開発 見直しのチラシを配りました。

 チラシの受け取りは随分よく、二人に一人くらいの人が受け取ってくれました。
 通常のチラシ配りでは10人に一人くらいの感じなのですが。

 僕が立っていた場所は人通りが少なくて、レース目的ではなく外苑に散歩に来た人が多かったのかもしれないのですが、そういう人たちは外苑再開発のことに関心が高いのかもしれません。

 中には、こちらが再開発の説明をしようとすると、「勉強してますから(知ってます)」と言う人もいました。

 再開発 見直しがある程度伝わっているという実感もありましたが、少しでも多くの人がもっと賛同してくれることを願うばかりです。

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外苑の不適切な貼り紙

2025年03月03日 20時41分19秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 昨日の記事(https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12888418152.html)に書いた、外苑工事現場の下記の貼り紙について、問題点を詳細に解説してくださった方がいます。


 法的根拠がない威嚇をしたり、批判をかわそうとしているということなどで、是非ご覧いただければと思います。↓
https://www.facebook.com/groups/661302255054761/posts/1353889379129375


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区道封鎖--外苑ゴミ拾い

2025年03月02日 19時17分20秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 外苑ゴミ拾いの5回目です。
 約10人の参加で、この日は大きいゴミや吸い殻を含め量が多かったですね。


 ちょうど前日には、外苑内の区道が廃止のために封鎖されてしまいました。


 下の地図の青い点線で囲った部分が廃止される区道です。


 区道と神宮第二球場(すでに解体済み)の跡地に新ラグビー場が建てられます。
 地図上の「現在地」右の三角部分は「建国記念文庫の杜」で、樹林地の樹木が伐採されてしまっています。

 また、区道にある点字ブロックもなくなるのです。
 例えば「現在地」から右下の「日本青年館」方向へ行く場合、健常者は国立競技場の周囲(緑の部分)を歩けますが、国立競技場の周囲に点字ブロックは部分的にしかないようです。
 目の不自由な方は道路を大きく左に迂回して、3~4倍の距離を歩かなければならないかもしれません。

 国立競技場の周囲は自転車通行もできなくなったため、自転車愛用者の僕なども不便です。

 そして、ラグビー場建設の場には下のような貼り紙がありました。


 普通の工事現場でこのような貼り紙は見たことがありませんし、再開発への疑義などを避けるためのものだと思えてなりません。

 写真の肖像権というのも、通常景色を撮った写真に自然に(たまたま)写り込んでいる人物の肖像権は問題にならないはずだと思います。

 「本人を特定できる」「侵害に該当するおそれ」という曖昧な表現ですが、「警察・弁護士に相談」「削除を依頼・請求」と脅しをかけているようです。

 本当にどこまでごり押しで住民無視の計画なのでしょうか。



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原告の意見陳述--新宿区訴訟・第5回口頭弁論

2025年02月27日 18時51分23秒 | 神宮外苑再開発 見直し
https://www.facebook.com/photo/?fbid=9078123285616267&set=pcb.9078078662287396

 2月21日、伐採許可取り消し訴訟の第5回口頭弁論を傍聴しました。
 原告側の原和加子さんの意見陳述がありました。
 その内容を以下に要約します。

 神宮外苑と同じ問題が、日比谷公園,葛西臨海公園,善福寺川等々、東京や日本中あらゆる所で起きています。

 つまり住民不参加で計画が決められ、発表された時にはすでに後戻りできない段階にあること、そしてマスコミの報道が少ないことです。

 原さんは23年12月に「コモンズの緑を守る全国ネット(コモンズネット)」を、ロッシェル・カップさんたちと共同で立ち上げました。
 現在35のグループが「コモンズネット」のメンバーです。

①世界の動きに逆行して、日本の緑の面積の割合が減少
 東京23区では、13年の9.2%から22年には7.3%に激減しています。
 30%を割ると死亡者が増えると言われます。
(ベルリン60%,ロンドン57%,パリ49%,ローマ41%)

②外苑再開発の事業者の広告の問題
・事業者は「樹木を1904本から1998本に増やす」としていますが、伐採する樹齢百年の大木と、新たに植える小さな苗木を同じ本数で数えています。

・広告には「国際的な文化とスポーツの拠点にする」と述べていますが、新ラグビー場は収容人数が国際規定に満たないものです。

・「地域を守る防災拠点」という広告に対して、再開発でオープンスペースは今より極端に減り、防災に役立たないと思います。

③報道の問題
 外苑再開発の報道はごく限られており、大手メディアは三井不動産に忖度しているのでしょうか。
 これが反対運動が広がらない原因になっていると思います。

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2度目の住民監査請求

2025年02月25日 16時36分44秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 2月20日、神宮外苑再開発に関し、新宿区に対して2度目の住民監査請求が起こされました。
(請求人は、伐採許可取り消し訴訟の原告団・大澤さん始め19人の新宿区民。)

 1度目の監査請求を新宿区が違法に却下したためです。
 違法というのは、証拠提出や陳述の機会を請求人に与えなかったことで、これは自治法・第242条に明らかに反する異例の決定です。

 違法な決定に対して再度の監査請求を行なうのは、判例で認められています。
 監査請求の内容は以下のようなことになります。

 再開発(ラグビー場建設)に伴う外苑内の区道廃止に関して、住吉新宿区長は三井不動産との間で、協定書と覚え書きを不当に締結しました。

①協定書は、議会を通さずに交わされたもので、道路法その他に違反している
②協定書7条で「第三者に開示せず」としており、情報開示に反している
③協定書2条4項で、新宿区が事業に参画するとされており、新宿区が事業に同意することが強制される

④覚え書きでは区道廃止の補償金として、三井不動産は新宿区に約18億円を支払うとしているが、金額の根拠がなく、審査会にも諮問していない。
 不動産の専門家はこの2倍近い額を査定しており、上記は新宿区に損害を与えるもので、財務会計上の違法な行為

 以上のように、違法・不当な協定書・覚え書きによる区道廃止も、違法・不当になります。

 請求人は、住吉新宿区長が協定書・覚え書きと区道廃止を撤回するよう、監査委員に勧告を求めるということです。

 なお、請求人は1度目の請求の却下に対して、国家賠償請求も行なっており、2本立ての対応をしています。
https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12886033091.html


 因みに、TOKYO MXによると、新宿区の監査事務局は「1度目の請求は受理しなかった」と言っているそうです。
https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/202502211030/detail/


 受理をしていないのに却下した、というのでしょうか?
 受理せずに一体どうして却下云々の判断をしたというのでしょう?
 新宿区の言うことは全く不可解で訳が分かりません。


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環境影響評価書の欠陥--東京都訴訟第7回口頭弁論

2025年02月23日 21時26分00秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 
 東京都相手の再開発認可取り消しの裁判を、2月19日に傍聴してきました。
 事業者の環境影響評価書に対する意見書が出されました。

 環境影響評価書とは、再開発が環境に与える影響を「事前に」調査・予測し、保全の検討、およびその効果を評価するものです。

 しかしその評価書には重大な欠陥があると、東大名誉教授・大方(おおかた)潤一郎氏が意見書で指摘しています。

 下記の5つの点で、事前の調査や検討などがなく、全て「事後に」行なうとされており、評価書の体をなしていないというのです。

 評価書の内容が間違っているのではなくて、内容が欠落しているため、条例の規定に反していると、原告代理人も言っています。

①新ラグビー場の日陰が、建国記念文庫の樹林に与える影響
②新野球場が4列銀杏並木に与える影響
③現ラグビー場へ行く道の2列銀杏並木の保全処置
④「移植による生態系の復元」という保全処置
⑤新野球場の騒音の緩和措置(保全処置)

 こうなった原因は、銀杏並木の調査が未実施であり、新ラグビー場や新野球場の設計が大まかな段階で、保全処置の評価がされていないためだといいます。

 事業者は科学的調査が不十分な評価書を強引に提出し、都はそれを受理してしまったのだということです。

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外苑ゴミ拾い4回目--銀杏の移植調査

2025年02月16日 16時36分24秒 | 神宮外苑再開発 見直し

https://www.facebook.com/groups/661302255054761/posts/1341802093671437/

 今回は6~7人の参加でした。
 いつものように銀杏並木から絵画館へ向かいましたが、“戦利品”の量は少なかったです。


 このゴミ拾いはメンバー同士のコミュニケーションも目的としており、主催者の大澤さんとも色々お話しました。

 2列の銀杏並木から秩父宮ラグビー場へ向かう道の19本の銀杏について、移植が可能かどうかの調査が始まったのですが、そこも見てきました。
 現在2本が調査され、この日は埋め戻して藁が被せてありました。


 根や土の状態を調べたり、試験的に根回し〔*注〕や土壌の入れ替えをしたり、1本の樹について1ヶ月の作業の後、約1年かけて移植の不可を確認して、全部の調査が終わるのは3~4年先になるそうです。

〔*注:移植に備え 、不要な根を切って、新しい根を生やし、移植後に定着しやすくするための作業。〕


 しかし、20メートルもある巨木を移植できるのか、素人目に甚だ疑問です。
 移植できないことを確認するアリバイのための調査ではないかという人もいます。

 12月8日の記事に、すでに移植された木々のことを書きましたが、それらの木は枝がほとんど切り落とされていたり、見るも傷ましい姿でした。
https://ameblo.jp/inamasa5656/entry-12877876546.html

 移植後とても生きていけないように感じ、専門家による移植ではないと言われます。
 そのような事業者の手で、銀杏のまともな移植がなされるのか、とても信用できない思いです。

 19本の銀杏の行く末が心配でなりません。
 事業者は生身の木の痛みを感じているでしょうか。

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住民監査請求の却下に対して国家賠償請求

2025年02月11日 19時39分31秒 | 神宮外苑再開発 見直し
https://www.facebook.com/groups/661302255054761/posts/1336240944227552

 ラグビー場を建設するために区道を廃止するということに、神宮外苑伐採許可取消訴訟原告団の大澤さんたちは、新宿区に住民監査請求をしていましたが、
 請求が却下され、国家賠償請求の訴訟を起こしました。

 却下に際して新宿区の監査委員は、請求人である大澤さんたちに意見陳述の機会を与えなかったため、それは地方自治法・第242条に反するという訴えです。

 意見陳述は、例え請求を却下する場合であっても、陳述の場が設けられなければならないとされます。
 代理人の山下弁護士は、これまで幾つもの監査請求を経験してきましたが、陳述さえ行わない却下はあったことがなく、違法・不当であると言います。

 監査委員は吉住新宿区長が選任しますが、今回は新宿区だけでなく4人の監査委員も被告とし、そこに意味があるということです。

 なお、監査委員の中には三井不動産と関係があるという人物,区道廃止に賛成した公明党議員(木本広行)もいるそうです。

 慰謝料として200万、弁護士費用として20万という請求です。

 大澤さんは、住民の理解を得ずに、行政と事業者が一体となって計画を進める構図が、露骨に表れていると主張します。

 また、区道廃止の補償金として三井不動産は新宿区に18億円を支払うとしていますが、
 その金額は根拠もなく口頭だけで決められ、不動産の専門家によるとかなり低額だともいいます。

 監査を行なうとそれらの杜撰さがばれてしまうので、却下したのではないかと大澤さんは憶測しています。

【参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=U_OwpP1vQvw】

 行政や事業者は、自分たちの利益だけのために、不都合なことを隠し、民主的な対話を避け、なりふり構わず強引に押し進めています。

 自民党はどこが自由な民主主義で、公明党はどこが公明で正大なのでしょうか?

 三井不動産は自社の広告で、「木を植え、森を育てることも、街づくりの 大切な一部なんですね。」とアピールしていますが、
 これこそ欺瞞のグリーンウォッシングです。

 心子も許すはずがありません。


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明治神宮御苑

2025年02月09日 17時02分04秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 明治神宮の「御苑」に行ってきました。
 明治天皇・皇后ゆかりの名苑です。


 それにしても海外の人が多かったですね。
 感覚的には半数近くが外国人という印象すら受けました。
 特にしゃべり声がするのは外国人が多いですから。(^^;)

 御苑の東門から入って木々に囲まれた小径を歩くと、数寄屋造りの「隔雲亭(かくうんてい)」があります。
 皇太后の休憩地だったそうです。


 隔雲亭の前には芝生が広がり、つつじが点在しています。


 北の端にあるのは、有名なパワースポットの「清正井(きよまさのいど)」。
 加藤清正が堀ったと言われ、透明な清水が湧き出ています。

 以前TVで紹介されて人気となり、4~5時間待ちの行列ができたこともあるとか。
 この日は数分待ちでしたが、本当に綺麗な湧水でした。


 今は水が枯れている花菖蒲田。
 四阿(あずまや)も見えます。
 6月に来れば菖蒲やつつじも満喫できるでしょう。


 清正井からの清水を湛えた南池(なんち)。
 逆光が差しています。


 内苑の観光客は外苑再開発の問題をどれだけ知っているだろうかと、もどかしい気持ちになりました。
 一人でも多くの人達に認識されるといいのですが。

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外苑ゴミ拾い3回目ーー区道廃止

2025年02月04日 08時11分29秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 1日の土曜日、神宮外苑のゴミ拾いに3回目の参加をしてきました。
 今回は5人ほどの少人数でした。
 いつものように銀杏並木入り口から絵画館までのゴミ拾いです。

 終わったあと、「神宮外苑の緑と空と」〔*注〕の大澤さんの話を聞きました。

 ラグビー場を建設するために外苑内の区道を廃止する協定に対して、大澤さんを始め新宿区民19人が、協定は道路法に反するとして住民監査請求を起こしていました。

 協定は事業者である新宿区と三井不動産が交わした覚え書きなので、監査委員は第三者の立場でなければなりませんが、与党の公明党など利害関係者が含まれ、公正性に大いに疑問があります。

 そして、監査委員の結論は却下。
 監査さえ行わないというものでした。

 大澤さんたちは吉住新宿区長に対して、住民訴訟を起こす方針です。
 また区や監査委員会に対する、国家賠償請求も提起する考えです。

 因みに、同じく外苑の区道を管理する港区は、事業者と協定を結ぶ考えはないとしています(1月20日時点)。
 吉住新宿区長は小池百合子の傀儡(かいらい)という現れだと思います。

 また、区道廃止に伴って、新宿区は事業者から18億円の補償を受けるとされています。
 しかしその金額は口頭で交わされたものだそうで、何の根拠も文書もなく、別の算定ではもっとずっと高額になるそうです。

 森友学園の国有地売却が思い起こされますが、区道廃止には黒塗りや廃棄をされた書類さえない、ということになります。
 のちに検証をされないようにするためだと、大澤さんは述べています。

 全くどうしてこんな馬鹿げたことがまかり通るのか、不可解な思いでやり切れません。

〔*注:「神宮外苑の緑と空と」のFacebook
https://www.facebook.com/groups/661302255054761/〕

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明治神宮内苑

2025年01月31日 15時58分53秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 明治神宮外苑は何十回となく行っていますが、内苑は訪れたことがなかったので観てきました。
 明治神宮は明治天皇と皇后を祀った神社です。

https://ontrip.jal.co.jp/tokyo/17331061 より

 内苑の鎮守の杜は、東京ドーム約15個分の広大な都会の森ですが、元は荒野だった土地に造成された人工林なのです。

 明治天皇崩御の際、渋沢栄一はじめ学者たちにより百年先を見据えた、壮大な「永遠の杜」が計画されました。

 東京を世界に冠たる都市とするため、「民間の力で帝都東京に神社を作る」という渋沢の強い意思の下、全国から約10万本の樹木が献木され、11万人の青年団による勤労奉仕で植栽されたのです。

 なお、内苑と外苑はセットのグランドデザインとされ、「国民の神社」という理念の内苑に対して、神宮外苑は「青年のための外苑」というランドマークとして、野球場や相撲場、水泳場などの運動施設が創建されました。

 明治神宮境内には、原宿駅の横にある鳥居から入れます。


 「南参道」、正に都会の中の深い樹林。
 これが全て人の手によって造られたとは信じられない思いです。




 南参道から正参道と本殿へと向かう、日本一の「大鳥居」。
 昭和の落雷で破損しましたが、台湾で発見された樹齢1500年の大木で再建されたとのこと。


 明治神宮「本殿」。


 本殿の斜め前にある「夫婦楠(めおとくす)」。
 縁結びや良縁のご利益があると言われます。


 本殿の東から代々木口の方へ向かう「北参道」。
 ここも木々が生い茂っています。


 北池のほとりにある「亀石」。
 明治神宮屈指のパワースポットだそうです。


 その近くの「さざれ石」もパワースポット。
 国歌に歌われ、石灰質の小石が雨水に溶け出してひとつにくっついたと言われます。


 なお、内苑にはもうひとつの見所である「御苑」がありますが、時間の関係で見られませんでした。
 後日また訪れたいと思います。

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神宮外苑ゴミ拾い2回目ーーヒマラヤ杉伐採

2025年01月19日 16時10分14秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 18日(土)外苑ゴミ拾いに2回目の参加をしてきました。
 また新しい人を含め10人くらいの参加でした。

(https://x.com/Mid_observatoryより)

 前回の正月明けのときよりゴミは少なかったですね。
 正月は人出でゴミが多かったのでしょうか。

 ゴミ拾いが終わったあと、絵画館前で伐採されたヒマラヤ杉の跡を見せてもらいました。
 本当に無惨です。


 絵画館前の広場ではクリスマスマーケットなど様々なイベントが開かれますが、
 ヒマラヤ杉が生えていた所はその際の資材置き場になり、ヒマラヤ杉が資材運搬車両の邪魔になるという理由で、昨年9月に伐採が許可されてしまったそうです。

 テレビでもここのイベントの中継はよくされますが、樹木伐採や再開発問題はほとんど流されません。
 スポンサーである再開発事業者(三井不動産,伊藤忠など)や小池百合子への忖度だ、という意見もあります。

 再開発の違法性や密室性その他を知らない人たちが、再開発に抗議する人をネットで誹謗するのも嘆かわしいことです。

 正しい情報がもっと広まってほしいと願うばかりです。

↓ヒマラヤ杉を伐採している最中の動画です。
 300万回以上再生されています。
https://x.com/i/status/1879500854602170589


 因みに、前日は心子の24回目の祥月命日でした。
 生きていればちょうど還暦60です。
 心子にも再開発 見直しを応援してほしいですね。


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区道廃止に住民監査請求

2025年01月12日 17時22分01秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 外苑再開発計画で事業者(新宿区を含む)は、外苑内の区道を一部廃止して、そこに新しいラグビー場を建てるとしています。

 区道を廃止するには区議会の議決が必要ですが、新宿区がこれに反して三井不動産と事前に覚え書きを交わしていたとして、新宿区民19人が住民監査請求を起こしました。
 1月8日に記者会見を開き、区道廃止の覚え書きは道路法に反していると訴えています。



https://s.mxtv.jp/mxnews/article/chiiki/1j2zgwzh7178a8h0f.html?fbclid=IwY2xjawHwSgJleHRuA2FlbQIxMQABHekzTlVvXdIWhiffkYaKv-Tr9FSr3keHLDaAJ9EXI4oXLW5u2X1mFp_Jrg_aem_RWlfxl9rrTiqWYTUjYc9WA

 僕は新宿区民でないため、これに参加することができませんでしたが、「神宮外苑の緑と空と」など知り合いの人たちが会見に出席しています。

 住民監査請求に対して、監査委員は60日以内に結論を出しますが、もし棄却された場合、区民の人たちは住民訴訟も検討しているということです。

 大企業の利益のために再開発が計画され、企業寄りの小池百合子がこれを認可し(明治神宮の総裁でもある立場を利用して?)、吉住新宿区長は小池百合子の言いなり、という構図があるのだと思います。


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